20日土曜の夜、「先生」こと西川進氏のバンドgoat starのライブに行って来ました。
友人のKeiKoさんが大阪でgoat starのライブに行って素敵なレポを上げてくれて、
(眺めのいい部屋の diary → 西川進さんのライブ から行けます)
それを読んだりギターマガジン読んだりして、やっぱり行きたくなってしまったのです。
剛さんの歌もナマの方が遥かに素敵だけど、
センセのギターもナマで聞いたときの方が断然カッコよかったからね。
会場は渋谷サイクロン。
でも、東京育ちのくせに、渋谷は本当にわからんのですよー。
渋谷って見渡す限りの人波で、あまりに異常な人口密度の高さがちょっと苦手だったりするし。
しかも、昔から色々なライブには行ってるけれどもメジャーな人たちばかりだったから会場はどこも大きくて、
「倉庫に照明だけ付けました」みたいなライブハウスってものに、ほとんど行ったことがないのです。
・・・不安。
で、エアロスミスに一緒に行った、中学時代からの友人に同行をお願いしました。
友人は学生時代にバンド活動をしていたので
屋根裏などには通い詰めていたクチで、渋谷もとっても詳しいのです。
一緒に行ってもらって大正解でしたわ。
その場所にはたどり着けるけど、なぜか入口がわからないという経験を渋谷で何度もしているワタクシ。
今回も、渋谷サイクロンという場所にはすいすい行けたけど、
地下に下りる階段が階段に見えなくて一瞬路頭に迷う。
>どーいう目をしとるんじゃ、わし。
階段を下りてB2に着いたら着いたで、ほっそーい廊下の壁にもドアにもとにかく全体に張り紙がしてあるから
進む方向のドアがわからなくて、友人に「そこは楽屋の入口」「そこは壁」と突っ込まれながら
ようやく中に入れましたの。よかったよ辿り着けて。
渋谷はどうも私にはだまし絵的な場所のようですわ。くっそー。遊ばれてるぜ渋谷に。
でも、入ったらコッチのものです。
ライブ会場なら、いくら人口密度高かろうと平気でいられますの。
(でもやっぱり空気薄い。しかも喫煙者が多くて空気悪い。
終演後に外に出た時『センター街の空気が美味い』と思わせるほどでした。)
狭くて薄暗い中に、一つ前のバンドが大音響で演奏中。
それを楽しみつつ、軽く雰囲気慣らしをして、トリのgoat starの登場を待ちました。
前の方にいても大丈夫そうでしたが、新参者だから遠慮させていただいて、一番後ろのスペースで待機。
それでも、ステージから10メートルも離れてないくらいでしたわ。
玉アリ以来2ヶ月半ぶりにお目にかかるセンセは、
あのまんまでした。お懐かしゅうございまする。
でも、ピンクのシャツじゃなくて、シルバーっぽいシャツでキラキラ輝いておられましたわ。
登場と同時に会場を煽る煽る。客もイイ感じに乗っかっていきます。
センセの入魂の生ギターは、期待通りめっちゃカッコよくて、
「これこれっ! この音色っ! これがセンセのギターだ!」と、再会の感激を味わいました。
センセのギターそのものも大好きですが、この素敵な音色は剛さんソロライブという最高の思い出にも
繋がっているから、さらに素晴らしい響きに聞こえるのです。
センセだけじゃなくて、ベースの人もやっていたのだけど、
ソロになるとガンガン前に出て、弾きながらその弾いてるギターやベースをお客さんに触らせてくれるの。
もちろん、お客さんも危険な触り方をしないから、そういうことができるのだろうけど、
そういうサービスというかコミュニケーション方法というか、かなりビックリしましたわ。
でも、触らせてもらえたお客さんは最高に嬉しいだろうなと思いました。
私は音楽のジャンルのことはよくわからないのですが、
ちょっと重めで暗めで、要所要所のフレーズがすごく美しいロック、といった感じで
とても好きな系統です。
音楽的な詳しい解説については、どうぞKeiKoさんのところをお訪ねになってみてください。
こういうシンプルなバンド構成での重厚なロックを聴くと、
自分の本来の音の趣味はコッチだよなーと、しみじみ思います。聞いてて落ち着くもの。
昔は確かにロック少女だったのに。そのままロックばばになるはずだったのに。
だからKinKiさんを好きになったのは、自分にとっては本当に特殊なことでした。
今やその特殊が一番のメインになってしまって、どーにも足抜きがかなわず。>苦界なのかよ
ま、嬉々として自らズブズブ身を沈めているのですけどね。
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