せらび
c'est la vie
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みぃ


2005年10月08日(土) 「ロリータ」と長崎とケイティ

実はこの間、例の「腐れ縁」または「悪霊」男と呼んでいる馬鹿たれがメールを寄こした。

その中で、先日の同僚のパーティーに自分は行かれそうにないので、また別の機会に是非近況など知らせ合いたい、という旨を述べていたのだが、その話の後に続けてナボコフの「ロリータ」についての関連記事を貼り付けつつ引用などして、つまり一寸意味深な事を述べていた。そしてその後更に、「ではまた次の機会に?」ときたので、ワタシはてっきり性的な意味での「次の逢瀬」という意味で誘っているのかと憤慨し、馬鹿も休み休み言え、何時になったら大人になる気でいるのか、とパーティーから帰宅直後のほろ酔い頭でそう返事を出した。

それについては奴は例によって逃げ口上でもって翌朝返事を寄こしたのだが、生憎ワタシは今回の件について自分の主張に大変自信があったので、ふざけるな、もしあれが誘っているので無いと言い訳をするのなら、アンタの文章の書き方に問題がある、このような「誘い(俗に「ブーティー・コール」と言う)」には一切乗らないからそのつもりで、ひとりでワタシの夢でも見ながら「しこしこ」してなさい、大体これからはましな友人になるとか抜かしておいて、実際碌に連絡も寄こさないじゃないか、いい年してこの嘘つきの無責任野郎、舐めんなよ!

と思う存分書いたら、意外と素直に謝って来た。

まあそう言われたら確かにそういう書き方をしていたのだし、また実際連絡を寄こさないのは事実だから、これは「お前が連絡を寄こす時はいつでもブーティー・コールかよ」と疑われても致し方無いと思ったのだろう。

それで昨日の会合で出くわした折も、ちらちらと此方を眺めてはなんとかしてワタシと話をしたがっているような様子だったのだが、ワタシも取り立てて会話をする気が無かったので、結局お互い口を利かぬままで終わってしまった。


何故またあんな馬鹿の話をしているのかと言うと、実は奴が「ロリータ」の話をワタシに書いている丁度その頃、ワタシはロシア系呑み屋にて「ロリータ」という名前のカクテルを、その試験に受かったばかりの同僚に一杯奢りながら自分でも呑んでいたのであった、という事を今ふと思い出したからである。

奇妙な偶然。

こういう事があるとつい「運命の人」だとか「ソウル・メイト」とかいうものなのではないかしら、などと心を許しそうになってしまうのだが、実際こいつとはこうしたまるで以心伝心的な出来事が大変多い。

ついまた落ちないようにしなければと思う。



このあいだ語学の授業で一緒の女学生が、別のクラスメイトが持っていた外国語音楽のCDをコピーしてくれたのだが、ひょっとすると上手くコピー出来ていないかも知れない、と言った通り本当に取れていなかった事が判明して、いよいよ楽しみにそれを聞こうと持参した電車の中でひとり絶句する。

大変がっかりしたので、夜にはしっかりとラジオの外国語放送をたっぷり二時間聞く。じゃぽんの長崎で何か起こった模様ながらも、会話初心者のワタシには何の事やら見当も付かない。

後に新聞で探したら、どうやら「長崎くんち」の話題だった模様。

外国にて更なる外国語で聞く長崎の話題は、何やら不可思議。


そういえば、トム・クルーズの婚約者のケイト・ホルムズちゃんが妊娠したそうである。あいつ、子種は無い筈だったのに。おかしいなあ。

それにしても、婚約してるからってもうやりたい放題っていうのも、なんだかトムくんらしい。

さあこれでケイトちゃんが産後鬱病にでもなったら、果たしてトムくんはPaxilなんか飲まないで、ビタミン剤とエクササイズで直るから大丈夫とか言って本当に直せるかどうか、見物である。頑張れケイティ。

辛くなったらいつでも下界に戻っておいでね。ブルック・シールズもニュージャージー州の州知事夫人も、多分貴方の味方だから大丈夫。それにまだ若いから、多分やり直しも利くし。若いって良いよね。ワタシも結構若いつもりではいるんだけど、如何せん二十代の「若い」とは諸々違うから。あの頃は良かったなあ。


あ。

雨が止んだ。


昨日翌日
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