せらび c'est la vie |目次|昨日|翌日|
みぃ
大型台風の上陸に伴って、ワタシの住む街の辺りも生温い湿った風が漂う、奇妙な夏の名残のようなここ数日である。家の界隈は直撃はしないらしいが、それでも余程「大型」と見え、余波がばふばふと大風を寄こしている。 実際に上陸・通過した地域はまた大変な騒ぎで、死人も多く出ているそうだし、また幸か不幸かこの国の主要なエネルギィ源でありまた昨今の政治・軍事政策の鍵を握る「石油」の生産地周辺が直撃されているという事で、今後の政権の行方にも大きく影響を及ぼしそうな予感である。この国の政府の支持率は最近随分落ち込んでいて、特に例の戦争継続に関して不信感を持っている有権者が多いとの事であるから、ワタシなどはこの台風一過というやつが彼の政治生命にどれ程の影響を与えるだろうかと、 最早誰にも止められまいと嘆いていたら、「お天道様」がいよいよ介入し出したという訳か。世の中上手い具合に出来ている。 しかしそれにしても、そういう緊急事態の最中に略奪だの銃撃だのして人様を陥れる輩というのは、一体どういう神経をしているのだろう。お天道様はちゃんとお見通しなのだよ。 お天道様と言えば、今日は太陽と天王星が凶角を成すので、大型事故や天災のお得意の日和である。しかし明日は木星と金星が好角なので、読者の皆さんも是非共宜しくやってください。 さて、ワタシの生活は相変わらずだが、最近新たな調べ物がひとつ加わったので、今週はずっとそれに取り掛かっている。例の某団体の講演会企画関係なのだが、十二月の催しに招待する講演者がまだ見つかっていないので、関連分野の専門家探しをしているところである。 これはカリキュラム・ヴィタエ(Curriculum Vitae - CV)という所謂履歴書のようなものに片端から目を通していって、その中で該当すると思われる人物を取り上げては更にその専門性に付いてを検討し、漸くこれと思われる人物に最終的に講演依頼をする。この作業は実は相当時間が掛かるので、ここ二日間で手元にある(というかコンピューター上なのだけれども)CVのうちの一割程しか目を通せていない。 しかし他人のCVを流し読みしているうちにワタシの方も感化されたのか、夜遅い帰りの電車内で今度は自分の本来業務関連の書類を読み出したりして、これはこれで中々良い展開である。適度な知的刺激は、日々必要である。 てな事をして日々を送る。 久し振りに何故か鰻が喰いたい今日この頃。
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