- 2004年02月09日(月) しとしと雨が好きである。 特に、夏の夕方。 昼寝から目覚めたら静かに雨が降っていて 部屋のなかがいつもより薄暗く 町のざわめきが遠くに聞こえてくるようなとき、 私はなつかしいような恋しいような気持ちになる。 何をなつかしんでいるのか。何が恋しいのか。 雨なのか。 夕暮れなのか。 ほの暗さなのか。 眠りなのか。 それともすぎゆく夏なのか。 昔飼っていたねこは、私が昼寝をすると必ず一緒に昼寝した。 私が目を覚ますと一緒に目を覚まし、なぜてやると満足げにのどを 鳴らしたものだった。 こねこだった頃、母ねこのそばで遊び、眠り、 そして優しく舐められたことなどを思い出していたのかもしれない。 私も、そうなのだろうか。 -
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