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■ 本の言葉
今、本を少しずつ読んでいます。
「放蕩息子の帰郷」ヘンリ・ナウエン著
ルカ15章の話と
レンブラントの描いた「放蕩息子」の絵が
元になっています。
今は弟息子が家出したところを読んでいます。
「わたしはあなたを愛する」
と無条件で抱いてくださる父。
その静かな声に耳を貸さなくなり
もっと別のところで!
と日に何度も家出してしまう。
引用です。(P54、55)
「しかし、声は他にもたくさんある。大声で、約束をいっぱい並べたてた、とても魅力的な声がある。それらは、次のように言う。「出て行って、自分には価値があることを証明せよ。」イエスは、「あなたを愛している」と呼びかける声を聞いたすぐあとに荒れ野に導かれ、その声を聞いた。その声はイエスに、成功し、有名になり、力を手に入れ、自分が愛されるに値する者であることを証明せよと迫った。 これと同じ声に、わたしもなじんでいる。それらはいつもそこにあり、わたしの善いところにつねに文句をつけ、わたしの存在価値を疑わせる。固い決意で努力し、懸命に働いてそれを得るのでなければ、決して愛されることはないと忠告してくる。それらの声は、わたしが愛される価値があることを、自分にも他人にも明らかにせよ、と求めてくる。そして、他人から受け入れられるためには、何でもできることをせよ、とわたしを追い立て続ける。それらは、愛はまったく無償の贈り物であることを大声で否定する。「あなたを愛している」と呼びかける声への信頼を失うたびに、わたしは家出をし、心からわたしが欲する愛を勝ち取るために、ありとあらゆる手段を提供しようと申し出る声について行ってしまう。」
自分も落ち着きを失うときがあり
ちょっとどきっとしました。
2021年02月10日(水)
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