思いつくままに
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2005年10月20日(木) 深夜の救急病院その1


深夜の救急病院ってどんなところかなぁと思っている人もいるのではないかと思うので書いてみようかなと。

お腹が痛くなり始めたのは夕食を食べてしばらくしてから。
いろんなことを言われ続けていた。
復帰後はじめて頑張った大仕事の結果があと2日でわかるという日だったから相手の不安やいらいらも絶頂だったんだと思う。
仕方ないなと思っていた。

突然ズキーンとおへその下あたりが痛んだ。
最初は腸にある持病のせいかなって思った。
睡眠不足な上に身体が疲れると腸がすぐ炎症を起こしてしまう。
今度炎症を起こしたら手術だからねと何度言われたかわからない持病だ。
今までの経験からとりあえず動かないでじっとしてみた。

しばらくすると痛みがおさまったのでそろそろと動き始める。
するとまたズキーンとお腹が痛み始める。
いつもの腸にしては少し変だなぁと思いはじめた。
吐き気がしないし熱もでていない。
痛みはかなり激しくて痛んでいる間は立つことも困難なぐらい。
「ウッ。」と思わず声がもれてしまうほどの痛みだった。
間欠的で10分間隔ぐらいで痛みがくる。

とにかく痛みがおさまっている間にやることをやって風呂にも入った。
薬は迷ったけど多めの痛み止めと胃薬、腸の持病なら効くはずの抗生剤も多めに投入。
どれかが効いてくれるといいのになぁと願いつつベッドに入ったのが10時。

痛みはおさまるどころがひどくなってくる。
飲んだ薬もちっとも効かない。
これは胆石か腎結石かもと思い始める。
この時点で痛みの中心はやはりおへそのあたりなので胃とは思わない。
痛む範囲はだんだん広がって右は肩あたりまで左も脇のあたりまで貫くような痛みが走る。
これは間違いなく一晩中痛むだろうなぁと思いこれ以上痛くなると耐えられない気がし怖くなり始める。

しばらく迷ってとにかく身体を起こそうと思うものの起こせない。
這うようにベッドを抜け出して叔父に電話をしたのが11時。
叔父は1日ハードな仕事をこなし疲れきっているにもかかわらずこういう時決して嫌な顔をしない。
もう風呂に入ってパジャマに着替えて寝る準備までしていたらしいのにすぐ駆けつけてくれた。

その間に服を着替え保険証、診察券、携帯、お金を用意し入院かもと思い下着とパジャマも用意する。
少し吐き気もあったので万が一叔父の車を汚してはいけないとビニール袋も用意する。

叔父の車の後部座席に横にならせてもらう。
お腹の痛みについて叔父にいろいろ聞かれるが痛んでいる時は思わずもれそうになる声を抑えるのに必死で返事すらできない。
深夜の高速はすいているのか叔父がすごい勢いで車を走らせているのがわかる。
このままどこかにぶつかったら助からないかなぁとか思う。
それでもいいかなとも思うが俺はともかく叔父まで巻き込んでは申し訳がたたないからそれはマズイよなぁとか変なことを考える。

あっという間に病院の駐車場につく。
駐車場から病院までのわずかな距離が辛い。
お腹が痛くない時は普通に歩けるのだが(ついついお腹をかばってそろそろ歩いてしまうけど)痛くなるとしゃがみこんでしまいそうになる。
叔父は何も言わないでも気付いてくれるみたいで立ち止まって痛みがおさまるのを黙って待ってくれるのがありがたかった。

深夜の救急病棟の入り口にはおじいさんが1人。
診察室の受付には男の人が2人。
後でわかったことだが1人はレントゲン技師さんだった。

診察室には個室が1つと大部屋にはベッドが3つ、あとはレントゲン室。
部屋の隅には超音波等いろんな機械が乱雑に並んでいた。

患者さんは誰もいなくてとりあえず一番奥のベッドに横になる。
若い研修医の女医さんが現れ採血される。
こんな深夜に仕事とはいえ大変だなぁと思う。
血管が細い俺の腕からはなかなか血が採れないみたいで何度か針を刺されるがそんなのはお腹の痛みに比べれば蚊にさされた程度のものだ。

いつも思うことだけどこうやって救急に飛び込んで俺としてはまず痛みを止めてほしい。
でもやることはまず検査。
検査が終わらないと痛みを止めてもらえない。
この間がとても辛いんだ。
なんとかならないかねぇ・・・

【同盟《日記×日記》】ままにょにょ窟Lv10,000をまだ目指すしあわせ日記