2004年11月17日(水) |
お店紹介「ふたば屋」 |
アミティエの入っているマンション近くに、「ふたば屋」という うどん屋さんがある。 住宅地の中に普通の家と並んでいるので、通りすがりにお客様は 入らなそう。 そんな目立たないところにあるのに、お昼時にはあっちからも こっちからも車がやってきて路上駐車している。歩いてくる人もいる。 みんな一心にここを目指しているようだ。 アミティエをはじめてしばらくしてから気づいていたが、 昼時しか営業していないので、なかなかタイミングがあわず、2ヶ月前 くらいにはじめて行って、それから今日も含め3回目だ。
ここ、面白い店なのだ。 はじめての人(わたし)・・店に入る、お店の人に 「ご注文を書いて下さい。」 と言われ、カウンター上のチラシの裏紙のメモ用紙にメニューを記入。 (基本のうどんの量を記入「うどん1」「うどん1.5」「うどん2」、 そして「てんぷら」「きつね」などトッピングを書く。) すかさず「お名前もお願いします。」と言われ、’高村’と記入。 紙を出すと「湯飲みを持ってお席にどうぞ。」 (病院の健康診断みたいだわ。)
注文の品が出来上がる。お盆を持ったウェイトレスさんに、 「た〜かむらさーん。」と名前をよばれるので、「はい。」と 手を挙げる。 出来上がるとテーブル番号で確認ではなくて、名前でよばれるのである。 診察室に呼ばれるみたいで笑いそうになるけど、 ’あなたのために作ったうどんよ〜。’っていう感じもして ちょっとうれしい。 レジ担当は、このうちのおばあちゃん。メモをかき分けかき分け、 「お名前なんでしたっけ、はいタカムラさんね、400円になります。」 初回店から出てくる時、 「ああ、この店はこういうからくりだったのね・・。」と 妙な納得をした。 2回目からはこの流れに迷わずのれるようになる。
店は、テーブル席とお座敷席があるのだが、お座敷の方は、 店という感じではなく、自宅の茶の間(茶ダンスが置いてある) と座敷を全部ぶちぬいたような格好でその雰囲気もまた面白い。 40人くらい入る店はお客さんであふれている。 知らない人とも座敷のテーブルで座り合わせ、みんなで一緒に仲良く うどんを食べているように見えてしまう。 連帯感すら感じて、また笑いそうになっちゃう。
ここは、手打ちうどんのお店で、お客さんの前でご主人が休む間もなく うどんを打ち続けている。 讃岐うどん・・とかなんとかうどん・・とかそういう触れ込みはないけど、 とにかくご主人が打った出来立てのうどんが食べられるのである。 みんな自分のうどんが来るのをしずーかにじっと待っている。 音楽も流れていないし、雑誌もない。待ち時間が長いときもある。 それでも、文句をつける人などもちろんいない。 ’だって、もうすぐ今打っている出来立てのほやほやが私のところに くるんだもん。’って感じかな・・。
温かいうどんのダシはちょっと味が濃いので、好きになれない人も いるかもしれないけど、私はこの店のうどんと独自のシステムにすっかり はまってしまい、ちょくちょく足が向くようになってしまった。
週刊朝日の「あれが食いたいこれが食いたい」で東海林さだおさんが 描写してくれたらさぞかし楽しいと思う。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− アミティエのお客様も、もしよかったら「ふたば屋」さん一度お試し下さい。 日曜日は営業していないので、土曜日と平日の11時頃から2時頃までで うどん屋さんの予定もいれて、そしてアミティエに・・などいかが でしょうか。なんてね・・。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
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