イヌな生活


2005年04月20日(水) 記憶があいまいな一夜(2)

私の手を握ったお姉さまは、
特に何を話しかけてくるわけでもなく
ただ、私の手を握って‥
お酒を飲み、他のカップルの方と談笑していました。

戻られたご主人様と二人でシャワーをあびると
そのまま、いわゆる『プレイルーム』に‥

周りでは数組のカップルが盛り上がっていました。

視線を上げることができないまま
ソファー席から見える場所に導かれたのですが‥

「もっと声出さなきゃダメでしょ」

と言われても、全く声を出すことができませんでした。



他の方と触れることはなかったのですが、
ソファー席にもどってもまだ緊張はゆるんでいませんでした。

「ガチガチだね」

とご主人様は私の様子を楽しんでいらっしゃるようで
それだけが私にとって「がんばろう」と思える理由でした。

「ご主人様の期待に応えたい」

その気持ちがあるから、逃げ出さずに耐えていられたんです。

気づくとソファーには私たちの他に3組のカップルがいて
ご主人様がも含めて、会話が盛り上がっていました。

会話にあまり参加できずに固まっていると
また、すっと手を握られたんです。

どきっとして横をみると、さっきのお姉さまでした。

「本当に嫌なら言わなきゃダメよ」

耳元で、そっとささやかれました。

驚いて、顔をあげるとお姉さまと目が合いました。
お店に入ってから、ご主人様以外の方と目があったのは
‥初めてだったと思います。

「大丈夫?」

じっとみつめられながら質問されて、
なにも考えるまもなく答えていました。

『はい。本当に嫌なときは、ちゃんと言います』

自分でも驚きました。
他の方にそんなに心配をかけてしまった自分を反省しました。

自分の意思できたんだから。ご主人様が

「僕がちゃんと守るから。絶対にあぶないことはないよ」

と言ってくれて、私はその言葉を信じてきたんだから。
信頼して、身を任せよう、と思いました。

そう決心がつくと、
それまで下だけを向いて周りの方を見ていなかったのですが
ソファーに座っている他の方とも
視線を合わせることができるようになりました。

そんな私の変化に、ご主人様も気がついて

「お姉さまに何言われたの?」

と不思議そうでした。

『ひみつです(^^)』



お酒を飲みながら、4組のカップルで話をしているうちに


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‥‥えええっ?!

返答に詰まっている間にみなさん賛成してしまって‥

ご主人様も

「ちゃんとできるね」

って‥。ええっ?


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