あたたかなおうち



 包む

不安定になっている私を
祐ちゃんが優しく包む。


おいで
ソファでゲームをしていた祐ちゃんが手を広げる。


私をすっぽり包み込んだかたちで、またゲームを始める。
背中と両腕に祐ちゃんのぬくもりを感じる。


体重を預けると、心臓の音が伝わってくる。
私は思わず耳をすませる。


2004年12月20日(月)
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