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■ おでん
コンビニに行くと、たいていおでんを買う。
祐ちゃんを好きになって3度目の冬を迎える。 最初の冬、まだ祐ちゃんがただの先輩だった頃、 一緒におでんを食べたことがあった。
いつまでもこの時間が続けばいいと思った。 この人の近くにいたいと思った。
私は思わず不思議なことを口走ってしまう。 来年も一緒におでん食べてください あたたかな湯気が鼻を赤くする。 私はいよいよ恥ずかしくなる。
祐ちゃんは少し驚いて、 楽しそうにふわりと笑って うん、食べよう と言ってくれた。 やさしい人だと思った。
今年もまた、おでんの季節。
2004年12月01日(水)
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