あたたかなおうち



 寝顔

昨日も祐ちゃんがうちにお泊り。

祐ちゃんのお仕事は忙しい。
毎日くたくたで帰ってくる。

昨日のご飯はちょっと豪華に
ステーキ用のお肉を和風にじゅうじゅう焼いた。
ご飯を食べてお風呂に入ると
マッサージして、とお願いされる。
そのまま寝ちゃだめだよ、と念を押す。
コンタクトはずしてないんだから。
お仕事だって残ってるんでしょ。

言ったそばから祐ちゃんは寝てしまう。
うつぶせのままで。
もう何をしても起きない。
私は諦めて、隣で寝顔を見ながら背中をさする。
眠った祐ちゃんに勝手にたくさんキスをして。

そして、いつのまにか一緒に寝てしまう。

目が覚めると、もう祐ちゃんの姿はない。
ジャージとシャツが丁寧にたたんで置いてある。



2004年10月14日(木)
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