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■ F1第16戦中国グランプリ(予選)
2006年09月30日(土)
F1第16戦中国グランプリの予選はウェットコンディション、この雨がタイトル争いを展開するルノー、フェラーリの明暗を分ける結果となった。 予選第1ピリオドではトヨタ、ミッドランド、スーパーアグリの3チームが姿を消し、ルノーがフェルナンド・アロンソ、ジャンカルロ・フィジケラの順でワンツー体制を築いた一方、フェラーリはフェリペ・マッサが13番手ミハエル・シューマッハが14番手で辛くも第2ピリオドに進出した。
第2ピリオドが始まる頃には一層雨の激しくなり、スピンやオーバーランするマシンが続出する。アロンソがトップ、フィジケラが僅差で2番手に浮上する一方、一時トップタイムを記録したシューマッハは、最終的にBMWザウバーのロバート・クビサにタイムを上回られ、9番手で辛くも最終ピリオドへ進出、チームメイトのフェリペ・マッサは第2ピリオドで姿を消す。ウィリアムズ・コスワース、トロロッソの2チームに加え、レッドブルのデビッド・クルサードもここで姿を消した。
雨が弱まった最終ピリオドでポールポジションを獲得したのは、ルノーのアロンソ。チームメイトのフィジケラも2番手に続き、カナダグランプリ以来7戦ぶりのフロントロー独占となった。ホンダのバリチェロとジェンソン・バトンが同タイムで2列目に並ぶ。ミハエル・シューマッハは5番手に食い込む渾身の走りを見せたが、最終的にマクラーレン・メルセデスのキミ・ライコネンに抜かれて6番手に終わった。雨を味方につけたアロンソとルノーが、ドライバーズ、コンストラクターズの両タイトル獲得に向け、絶好のポジションから明日の決勝をスタートする。
前戦イタリアグランプリでシューマッハに2ポイント差まで詰め寄られたアロンソ、そしてフェラーリにポイントで逆転を許したルノー。しかし勢いは未だにアロンソ、そしてルノーにあるようだ。特にコンストラクターズ争いでは、ルノーがフロントロー独占なの対し、フェラーリはシューマッハ6番手とマッサ13番手。ルノーとアロンソが逆境をはねのけて再びここ中国グランプリでポイントを稼いで差を広げられるか、明日の決勝は非常に重要な局面を迎えそうだ。
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