Mako Hakkinenn's Voice
by Mako Hakkinenn



 クリスチアーノ・ダ・マッタ歩き始めた!
2006年09月01日(金)

 昨日、非常に嬉しいニュースが入ってきました!先月22日のVoice先月4日のVoiceでお伝えしましたが、チャンプカーでのテスト中にコースに飛び出した鹿と激突し、頭部を強打し重体となっていた元F1ドライバーのクリスチャーノ・ダ・マッタが、その後奇跡的な回復ぶりをみせているそうです!

 治療にあたっているチャンプカーのメディカル・ディレクターによると、ダ・マッタはまだ多少混乱があるものの、意識はしっかりとしていて、英語とポルトガル語を使って医師と会話を交わすことができ、また最小の介助を受けながらも自分自身で歩くトレーニングを始めているとのことです!

 ダ・マッタは先月初めに事故に遭ってから、長い間意識が戻らない状態が続いていましたので、最悪の事態も心配されていました。先月22日のVoiceでは容態が好転しているというニュースをお伝えしましたが、それでも、希望の光が見え始めた矢先に容態が急変してしまうというケースもありますから、僕を含めた多くのファンは、回復への期待とともに、不安を抱き続けてきました。
 しかし、ダ・マッタは無事に生還しました。多くのファンの祈りやサポートに応え、一命を取り留めたのです!これからまだリハビリが待っていて、以前と同じような生活に戻るにはかなりの時間を要すると思いますが、何よりクリスチアーノ・ダ・マッタが生きていることに感謝したいと思います。

 クリスチアーノ・ダ・マッタのオフィシャルサイトに掲載されていた、今日付の最新レポートをご紹介しましょう。このレポートはダ・マッタの家族が記したものです。



 クリスチアーノが骨の修復手術のため、午前8時30分に手術室に入ってから約1時間後、医師が私たちのところへやって来て、「若干感染があって処置ができなかった。」と言いました。私たちは、医師が万全を期すため、感染したまま骨の修復手術をおこなうことで、さらなる問題が発生することを防ぎたがっているのだと理解しました。

 クリスチアーノは自分の部屋に戻されると既に目覚めていて、落ち着きませんでした。医師はリハビリテーションのスケジュールを続けると決め、そしてクリスチアーノは回復センターがある6階に移されました。
 私たちは、クリスチアーノがずっと入院し続けるとは思っていません。回復センターには、楽器、ジム、そして彼が通常の生活に戻るための運動を続けさせる日課表があります。そして現在、クリスチアーノは自分で衣服を着ることができます。腕時計を付け、歯を磨くなどの基本的なことや、手を洗い、トイレに行くこともできます。

 私たちは不安になり、そして悪い方へと考えてしまいがちです。あまり意味のないことかもしれませんが、クリスチアーノは自分の生活の中で起こったことを覚えていて、私たち全ての人のことも認識しているのに、どこで事故に遭ったのかを覚えていないのです。彼がどんどん話をすることと歩くことが進歩していることは、とても驚異的です。私たちはクリスチアーノの進歩に非常に満足しています。そして、3週間以内には外科手術が行われることになるでしょう。



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