Mako Hakkinenn's Voice
by Mako Hakkinenn



 「ワイルドスピード」3作目は東京が舞台
2006年08月14日(月)

 「ワイルドスピード」とは、2001年に公開されたアメリカ映画で、ロサンゼルスを舞台にストリートレーサーやスポーツコンパクトを題材としたカーアクション映画です。主演はヴィン・ディーゼルとポール・ウォーカーで、ヴィン・ディーゼルの出世作でもあります。この映画には日本車が数多く登場し、三菱エクリプス、マツダRX−7、トヨタスープラ、日産スカイラインGT−R、日産240SX、ホンダシビック、そしてホンダS2000も登場します!この映画はこれまで2作が公開され、第3作目がいよいよ近日日本でも公開されます。

 それぞれの作品をかいつまんで解説しますと、第1作目は全米で思わぬ大ヒットを記録し、映画を真似た若者たちによる交通事故が頻発、社会問題にまで発展したバイオレンスカーアクション。極限までチューンアップされたスポーツカーによる究極のハイスピードバトルをCGを駆使してエキサイティングに描いています。
 この1作目は、深夜のロサンゼルスを舞台とした、若者たちが大金を賭けたストリートカーレースに驚異のドライビングテクニックを持った潜入捜査官ブライアンが潜り込み、最近多発している高級品を積んだトラックがハイスピード状態のままジャックされるという事件を追うという内容なのですが、S2000は黒塗りのファイヤーパターンがペイントされたもので、ものすごい悪役として登場していました。

 続く2作目「ワイルドスピード×2」は出世したヴィン・ディーゼルが抜けてポール・ウォーカーが続投。警官をクビになってストリートレーサーになっていたブライアンがそのドライビング・テクニックを買われ、再び囮捜査官として国際的な犯罪組織に潜入するというストーリーなのですが、前作と比べて「ヤバさ」がガタ落ちとなり、CGを駆使したカーアクションは迫力がありましたが、ありがちな普通のアクション映画に成り下がってしまって、「ワイルドスピード」の続編としては消化不良の映画でした。ちなみに2作目でもS2000が登場したのですが、出てきたのはデヴォン青木が駆るドピンクのS2000で、あまりにもキュートになりすぎてしまい、これならまだ1作目の黒い悪役の方がマシでした。

 さて、満を持して間もなく公開される「ワイルドスピード×3」は、何と東京が舞台!しかし前2作で主役を務めたポール・ウォーカーがいなくなり、主演はルーカス・ブラック。舞台を東京に移し、公道を使った極限のドリフトレースバトルが展開するらしいです。日本からも北川景子、妻夫木聡などが出演するらしく、何とあのドリフトキングの土屋圭一がドライビングテクニックの監修を務めているそうです!
 土屋圭一は制作発表の中で「CGを使ってドライビングシーンを表現していた前2作はダサい!今回はCGを使わず本物のドライビングを魅せるシリーズ最高傑作!」と豪語しているので、期待が持てそうです。まあ僕としては迫力があれば、別にCGでもいいと思っているんですけどね。

 しかし、実際に東京でロケが行われたのだと思いますが、よく撮影許可が下りましたね。やはり東京都知事が東京にF1を誘致しようと画策していた石原慎太郎だからこそ実現したのでしょうか。いずれにしても前回が物足りなかっただけに、第3作は期待したいですね!

 僕がもっとも期待したいのは、やはり今回もS2000が登場するのかどうかと言うこと。S2000は首都高で実際に行われているローリング族たちの間ではかなりもてはやされていた車種で、そのせいで車両保険が高くなってしまっているほどなので、東京が舞台でS2000が出てこなかったらこの映画を作った人は全然東京の走り屋事情を分かっていないと言うことになりますね。

 どうでも良いですが、今回こそカッコイイS2000を出して欲しい。



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