Mako Hakkinenn's Voice
by Mako Hakkinenn



 渋谷「アクア」白井さん 〜2006・夏〜
2006年07月25日(火)

 昨年4月26日付と、同じく昨年6月22日付のVoiceで2度に渡ってご紹介した、東京・渋谷にある『アクア』というウェディング・ジュエリーを扱っているお店の「白井」という女性から勧誘電話が、ななななんと!今年もかかってきましたぞ!

 で、「白井」という名前は本名ではないと思われるのでともかく、僕の記憶が正しければ、明らかに過去2回と同一人物と思われる声でした。なんか浜崎あゆみのパチもんみたいな鼻が詰まったような喋り方でしたから。


 ……白井さん……まだこの仕事続けていたのか……?

 ……もし同一人物でないのだとしたら、『白井○号』とかいうロボットなのか!

 ……あるいは、社員教育で「しゃべり方はあゆ風に」と全員に教育しているのか!


 さて、過去2回のやりとりはいずれも、まず「現在20歳以上の、お仕事をしていらっしゃる独身男性の方を対象に、キャンペーンのご案内をさせていただいているんですが、間違いないですよね?」と勝手にどんどん話を進めていくので、僕がそれを遮って、「どうしてこの電話番号と僕の年齢や独身であることまで知ってるんですか?」と聞いたら、「あ、それはですね、調査会社に依頼して調べてもらったんです〜」と答えたので、「それってマズいんじゃないの?はっきり言ってプライバシーの侵害じゃん」と言ったらおもむろに向こうが電話を切った、というまったく同じ内容でした。(この段落ほぼ前回のコピペですし)

 そこで今回は、もっと早い段階でツッコミを入れて、短期決戦に持ち込みました。



「あ、もしもし〜!白井と申しますけど、マコトさんいらっしゃいますか?」
「どちらの白井さんですか?」
「あ、焼津の白井ですが、マコトさんはいらっしゃらないんですか?」


 ……やはり、「どちらの」と聞いたら地名で答えてきました。ただし、前回は「静岡に住む」だったのが、今回はなぜか隣の市である「焼津」でした。この意図は不明ですが、おそらく特に意味はないと思われます。


「僕がマコトですが?」
「あ!マコトさんですか?初めまして〜!突然のお電話ごめんなさいね!私東京・渋谷にある『アクア』っていうウェディング・ジュエリーを扱っているお店の白井ともうします〜!」


 やはり過去2回と同じ展開!しかも一字一句同じセリフであることを考えると、相当事細かな台本が用意されているか、本当にロボットであるかのどちらかでしょう。そこで僕はすかさずツッコミを入れました。


「……渋谷?……さっきは焼津って言いましたよね?」
「……あ、そうでしたっけ?……お店は渋谷にあるんですぅ〜!」


 露骨に慌てふためいて若干ろれつが回っていない白井さん。それでもすかさず返してくるところはさすがプロと言ったところでしょうか。この時点で白井=ロボット説は消え、一応生身の人間であることが判明。


「じゃあ、焼津っていうのはウソっていうことですね?ウソをついたんですね?」
「……いや、別にウソとかじゃなくて……」
「……なあ、何でウソついたん?言うてみ?」


 ここぞとばかりに関西弁で一気に核心に迫る僕。性格悪いです。


「……いや、ですからウソとかではなく……」
「白井さん、何でウソついたん?」


 ブツッ!…………ツーッ ツーッ ツーッ ツーッ…………













 こうして、僕と白井さんとの夏は終わりを告げた……。






 ……かに思われる。



↑エンピツ投票ボタン
My追加


≪過去 未来≫ 初日 最新 目次 MAIL HOME


My追加