Mako Hakkinenn's Voice
by Mako Hakkinenn



 「ゴルゴ13」をグッとこらえる
2006年03月17日(金)

 昨年8月に新居へ引っ越してから、収納スペースを拡大するため溜まりに溜まっていた漫画を整理して、11月に大量にブックオフに売り飛ばしたというお話を昨年11月4日付のVoiceで書きましたが、その中でも僕の愛読書だった「ゴルゴ13」を所有している全冊手放したことがかなり大きかったわけですが、最近“ゴルゴ禁断症状”が出始めています。

 元々「ゴルゴ13」はコンビニの単行本コーナーなどで売られていたので、コンビニに立ち寄ったついでに買ったりしていたのですが、「ゴルゴ13」は1968年10月から雑誌に連載開始され、以来一度も休載せず、現在も「ビッグコミック(小学館)」にて好評連載中の長寿漫画で、最新コミックスは135巻を超えており、毎回買っていたらそれこそ本棚がいくつあっても足りなくなってしまう上に、一冊の値段も580円と結構高いので、3年ほど前に創刊された、360円で隔週で出ているベストセレクション版を買っていました。

 このベストセレクション版は、今まで発表された「ゴルゴ13」シリーズの中から毎巻テーマ別に秀逸な作品をセレクトされて3話ほど収録されているもので、1冊の中に比較的初期の作品があったり最近のものがあったりと時代も前後しており、今ではほとんど無駄話をしない寡黙で無愛想なイメージのゴルゴ13が、初期の作品ではかなり無駄口やジョークを言い、さらに独り言を言ったりニヤリと笑ったりする“若気の至り”をさらけ出したりしているのが楽しめてなかなか興味深かったです。

 しかし、前述の通り昨年の11月に一切合切処分してしまったので、ここでまたうかつに手を出してしまうと、僕のことですからまたすぐに本棚がいっぱいになってしまいそうなので、最近ではコンビニの単行本コーナーで「ゴルゴ13」を見かけても、あえて立ち読みしないようにしています。

 本当は気になってしょうがないんですけどねえ。

 ……といっても、古本屋に行くと、ベストセレクション版が100円コーナーで売っていたりするんですけどね。新刊を買っていた頃は、ちょっと待てば100円で買えるという事実に驚愕しました。立ち読みすれば、ただで新刊が読めちゃうんですよねえ……。



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