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■ 仮説:F1ドライバーは見た目が大事?(1)
2006年03月02日(木)
【2006 Voice Rally Result】(Update:March11) Mako Hakkinenn(M-NEST.net/JPN)…… -9days
現役のトップチームに在籍しているF1ドライバーや、歴代のF1ワールドチャンピオンを見てみると、ほぼイケメンかダンディな顔ぶればかり揃っているように思う。今シーズンのレギュラードライバーでは、ホンダのジェンソン・バトンを筆頭に、ミハエル・シューマッハ(フェラーリ)、ジャン・カルロ・フィジケラ(ルノー)、キミ・ライコネン(マクラーレン)、ヤルノ・トゥルーリ(トヨタ)、ラルフ・シューマッハ(トヨタ)、マーク・ウェバー(ウィリアムズ)、ニコ・ロズベルク(ウィリアムズ)、ニック・ハイドフェルド(レッドブル)……上位チームにこれだけのイケメンたちが揃っているカテゴリーも珍しい。
歴代のF1ワールドチャンピオンを紐解いてみると、昨シーズンは個性的な容姿のフェルナンド・アロンソ(ルノー)が史上最年少のチャンピオンに輝いたが、2004年までの近代では、ミハエル・シューマッハ、ミカ・ハッキネン、ジャック・ビルヌーヴ(かつてはイケメンだった)、デーモン・ヒル(賛否別れそうだが男前と言うことで)、アラン・プロスト、ナイジェル・マンセル、アイルトン・セナ、ネルソン・ピケ、ケケ・ロズベルグと、1985年からの20年間ではいずれもイケメンかダンディなドライバーがチャンピオンに輝いている。
一方、イケメンでもダンディでもない中途半端なドライバーは、だいたいF1の世界で長生きできないという印象が強い。無論中にはパッとしない顔のドライバーでもF1の世界に生き残り、そのうち味が出てくるドライバーもいるが、そう言うケースはとても運が良いまれなケースだと言っていいだろう。 例えば、昨年限りで消滅してしまったミナルディ(現トロ・ロッソ)やジョーダン(現ミッドランド)、あるいは4年前に消滅したアロウズといった下位チームからデビューした歴代ドライバーのうち、マルク・ジェネ、ガストン・マッツァカーネ、ジャスティン・ウィルソン、エンリケ・ベルノルディ、そしてナイレン・カーティケアンといった見てくれが良いとは言えない(こらこら!)ドライバーたちは、わずか1〜2年であっという間にレギュラードライバーの座から転げ落ちてしまっているのである。
ワールドチャンピオンに至っては、先も述べたように過去20年間イケメンかダンディなドライバーがその地位に登り詰め、昨年のアロンソは1984年のニキ・ラウダ以来の例外と言うことになる。昨年意外にもアロンソと同じマシンに乗るF1界切ってのイケメンでなおかつ実力派であるフィジケラがタイトルを獲れなかったのは、チーム代表のフラビオ・ブリアトーレがアロンソのマネージャーだったことと、フィジケラの元々のツキのなさが影響していると考えられるが、長年トップチームに在籍していたルーベンス・バリチェロ(6年間フェラーリに在籍)やデビッド・クルサード(9年間マクラーレンに在籍)が結局ワールドチャンピオンになれなかったのは、容姿を見れば納得できてしまうのである。ワールドチャンピオンになれるレベルではなかった、と。
つまり、F1で生き残るためには、そしてワールドチャンピオンになるためには、アロンソのように相当運や実力がない限り、イケメンかダンディであることが必須条件であるということになるのだ!考えてもみなさい、仮に実力があったとしても、ナイレン・カーティケアンやマルク・ジェネがワールドチャンピオンになった姿など想像できるだろうか?
なぜブサイクな(言っちゃった!)ドライバーはF1の世界で長生きできないのか、そしてなぜ息の長いドライバーやチャンピオンになるドライバーはイケメンやダンディなドライバーが多いのか。それは明日のVoiceで述べることにしよう。
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