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■ トリノオリンピック閉幕
2006年02月27日(月)
【2006 Voice Rally Result】(Update:March7) Mako Hakkinenn(M-NEST.net/JPN)…… -8days
トリノ冬季オリンピックは26日、当地のオリンピック競技上で閉会式を行い、17日間の熱戦に幕を下ろしました。今回の日本のメダル獲得数は、フィギュアスケートでアジア初のオリンピック金メダリストになった荒川静香の1つに留まりました。冬季オリンピック日本代表のメダル数は98年長野大会の10個を最高に前回ソルトレーク大会は2個。そしてついに荒川の金1個。日本オリンピンク委員会(JOC)では「五輪のスリム化」に着手することになったそうです。 今回金メダルに次ぐ成績が4位入賞で、何と5種目が4位。これが、今回の日本選手団の「メダルまであと一歩届かず」というメダルへの壁を象徴しているようですね。
今回のトリノオリンピックでは新種目が6種目も登場し、日本選手団としてもそれらの新種目に初の代表選手を送り込んだのですが、やはり気候や環境的にも恵まれた欧米の選手たちに、その実力差を見せつけられてしまう結果となってしまいました。 また、長野オリンピックでは大活躍した日本のジャンプ勢ですが、こちらはルールが大幅に変わってしまい、身長によってスキー板の長さが決められることになり、本来スキー板が長ければ長いほど浮力を得て遠くまで飛べるジャンプで、欧米の選手に比べて背が低い日本人選手は不利になり、結果を残すことができませんでした。
ただ、それでも今回のオリンピックでは、メダルの数に関係なく、すべての選手が「メダルへの期待」というプレッシャーを背負いながら、そして多くの選手は「オリンピック初出場」という緊張感と戦いながら、よく頑張ってくれたと心から思います。 JOCとしては、「出るからにはメダルを狙う」という名目があるわけで、今回の結果を非常に重く受け止めているようですが、そもそもオリンピックというものは、結果も大事ですが、何より「参加することに意義がある」と思うんですよね。だからメダルに届かなかった選手たちに「メダルが取れなくて悔しかった」ならともかく「メダルが取れなくて申し訳ない」と言わせてしまうのは、あんまりだと思うんですよね。選手たちには、メダルのことは意識せずに、のびのびと戦わせてあげたいですよね。そう言う意味では、JOCを初めマスコミやメディアが否応なしにメダルメダルと騒ぎ立ててしまうのはどうかと思いました。そのことが逆に、今回の結果に表れたのではないかとも思います。
もちろん獲得した荒川静香選手の金メダルは素晴らしかったですし、その美しい演技に感動しました。しかし、その他の選手たちも、結果はどうあれ胸を張って日本に凱旋して欲しいですね。オリンピックに出場すると言うことだけで凄いことなのですから。
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