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■ F1、ビルヌーヴがテストで最速
2005年12月10日(土)
12月4日付のVoiceでもご紹介しましたが、来シーズンBMWザウバーの残留を決めたジャック・ビルヌーヴが、今日4日目を迎えたヘレス合同テストで最速タイムをマークしました。
合同テストはウィリアムズ、ホンダ、レッドブルらが昨日までに引き上げており、マクラーレン、フェラーリ、トヨタ、BMW、そしてミッドランドだけとなっていましたが、ビルヌーヴは来シーズンから導入されるV8−2.4リッターエンジンが搭載されたマシンで、制限付きのV10−3リッターエンジンを搭載するマクラーレン・メルセデスのペドロ・デ・ラ・ロサを抑え、コンマ7秒以上の大差を付ける1分18秒782のトップタイムをマークしました。
このヘレスでのレコードタイムはルノーのフェルナンド・アロンソが今年2月にマークした1分15秒727ですから、タイム的にはレコードタイムから約3秒遅いタイムになるわけですが、来シーズンからエンジンがこれまでのV10−3リッターからV8−2.4リッターに引き下げられるため、F1全体のラップタイムが遅くなることが予想されています。現段階ではどのチームもV8−2.4リッターエンジンに関しては手探り状態であるため、ビルヌーヴが今日トップタイムをマークしたことは大いに価値の高いものだと言えるでしょう。
ちなみに3番手以下はリカルド・ゾンタ(トヨタ)、ヤルノ・トゥルーリ(トヨタ)、アレキサンダー・ブルツ(マクラーレン・メルセデス)、マルク・ジェネ(フェラーリ)と続き、いずれもV8−2.4リッターエンジンでした。さらにその下にジョーダンを買収したミッドランド・トヨタの4台が続きますが、こちらは制限付きV10−3リッターエンジンを搭載したヴィンケルホック、ルシノフが7・8番手、V8−2.4リッターエンジンを搭載したアルバース、デル・モンテが9・10番手でした。
今回のヘレスでの合同テスト全体では、前日の9日にマクラーレンのデ・ラ・ロサが1分17秒303というトップタイムを記録していますが、このタイムは先程も述べたように制限付きV10−3リッターエンジンでのタイムで、今日ビルヌーヴがマークした1分18秒782というタイムは、8日にジェンソン・バトン(ホンダ)が記録した1分19秒094を破る、V8−2.4リッターエンジンとしては最速タイムということいなります。 来シーズンからは基本的にこのV8−2.4リッターエンジンで争われることになるため、ビルヌーヴ、そしてザウバーを買収したBMWの躍進が期待できそうです。ビルヌーヴも気合い充分なようですね。
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