Mako Hakkinenn's Voice
by Mako Hakkinenn



 今場所の大相撲は面白い
2005年11月25日(金)

 元横綱・貴乃花が引退してから相撲をほとんど見なくなっていたのですが、現在福岡で行われている大相撲九州場所はなかなか面白いですな。史上最多7場所連続優勝と史上初の年間6場所完全制覇、そして年間最多勝ち星82勝という3つの大記録に挑む横綱・朝青龍、ヨーロッパ人初の大関昇進を目指すブルガリア人力士・琴欧州(身長2メートル以上!)、久々に優勝争いに名乗りを上げた大関・千代大海、地元福岡で角番脱出と優勝を狙う大関・魁皇。今場所はこの4人の力士の戦いに注目していました。

 今日はその大相撲九州場所の13日目、注目していた4人の力士がそれぞれ直接対決を迎えた大一番が待っていました。まずはともに2敗の千代大海と魁皇の大関対決。優勝戦線に踏みとどまるためには絶対に負けられない千代大海は、立ち会いに変化して魁皇を下して2敗を守り、自力優勝の可能性が復活しました。魁皇は角番は脱出しましたが、この時点で優勝の可能性が消えます。

 そして今場所最大の大一番、勝てばヨーロッパ人初の大関昇進がほぼ確実となる関脇・琴欧州と、勝てば前人未踏の7場所連続優勝に史上初の年間6場所完全制覇に最多年間勝利数更新と3つの大記録が一気に手に入る横綱・朝青龍の対決。
 注目の取り組みは、立ち会いで両者がっぷり四つに組みますが、琴欧州が左上手をがっちり引き付けての寄り倒しで朝青龍に完勝。無敗の横綱に土を付け、目安とされる10勝目を挙げて、場所後の昇進に大きく前進しました。朝青龍の最多年間勝利数の更新は明日以降に持ち越しとなりました。

 今日の結果で、明日14日目に朝青龍が魁皇を下し千代大海が琴欧州に敗れると、朝青龍の7連覇が決まります。とりあえず琴欧州は2桁勝利で大関はほぼ確実だし、魁皇はカド番を脱出したし、朝青龍は3つの大記録に大手がかかっていますし、まだ千代大海も優勝の可能性を残していますし、今場所は久々に話題の多い場所になりましたな。



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