Mako Hakkinenn's Voice
by Mako Hakkinenn



 GUZZINIのパスタパンスチーマー
2005年10月18日(火)

 1万円もするイタリア・グッチーニ社製のおしゃれな「パスタパンスチーマー」が懸賞で当たってしまったので、さっそく先週の日曜日に使ってみました。

 「パスタパン」といっても、焼きそばパンやコロッケパンのパスタ版ではありません。パスタパンとはパスタを茹でる鍋のことで、グッチーニの「パスタパンスチーマー」は、パスタを茹でてお湯を切る「パスタパン」と、肉、野菜、魚などを蒸す「スチーマー」がひとつになった、おしゃれなキッチンアイテムです。

 まずグッチーニ(GUZZINI)とは、1912年にイタリアで創業した会社で、鍛冶屋職人だったエンリコ・グッチーニが職人仲間と牛の角を使った特殊な調理道具の生産を始めたのが、グッチーニのルーツです。

 したがって、グッチ裕三とは関係ありません。

 1938年、当時軍用開発された新素材「プラスチック」にいち早く着目し、鍛冶屋から先端的なキッチンメーカーへと大きく変貌します。1950年代から80年代にかけてグッチーニ社は飛躍的に成長。社外のデザイナーと提携して、「デザイン」重視の商品群を次々と作り出します。1980年代以後は調理家電、インテリア、ステーショナリーなど新しい分野へ参入を果たしキッチンの総合メーカーへの道を歩みます。今日グッチーニは90年の伝統と歴史を誇るイタリアを代表するブランドです。

 そして懸賞で当たったグッチーニの「パスタパンスチーマー」ですが、カラフルな色合いと独特のフォルムが特徴的なパスタパンです。僕が当たったのはイエローでした。その斬新なアイデアとデザインで特許を取得しています。本体は、耐熱樹脂塗装が施されたテフロン加工アルミ製なので、熱伝導に優れ、しかもとても軽いです。ポリプロピレン製のフタも軽く使いやすいです。サイズは径22×高さ26×幅28cm、容量にして5.8Lとかなり大きいです。


写真1


 本体・フタともに前部が低く、後部が高い構造になっています。加熱する際は、写真1のように本体とフタを併せます。フタを180度回転させると、湯切り穴が現れますので、パスタをゆでた後のお湯はフタをつけたまま捨てることができます。羽のような取っ手と、前部が低くなっているフォルムのアルミ製本体により、軽い操作でお湯を捨てることができます。さらに、写真3のようなスチーマーが付属していますので、蒸し料理にも使えます。


写真2



写真3


 で、今日はとりあえず、簡単にできるパスタを作ってみました。イタリアではパスタが主食なので、きっとこのパスタパンを使って家族全員分のパスタを一度に大量に茹でてしまうのでしょうが、僕は独り暮らしなので、とりあえず2人前を作ってみました。

 パスタは7分で茹であがる普通のパスタを使い、それをパスタパンで茹でている間に別の鍋でほうれん草を茹で、茹であがったほうれん草の水を切り、オリーブオイルを使って、塩・コショウで味付けしながらフライパンでベーコン、ニンニクとともに炒めます。パスタが茹であがったらお湯を切り、ほうれん草、ベーコン、ニンニクの入ったフライパンに入れてからめて出来上がり。下ごしらえも含め、正味10分程度で出来上がってしまいました。

 このほうれん草とベーコンとガーリックのパスタは初めて作ったのですが、さすがにシンプルなだけあって美味しかったです。僕は普通にパスタ屋さんやイタ飯屋などでパスタを注文する時も、こういったサッパリ系のパスタをよく注文するのですが、さすがに舌の肥えた人が食べたら違うのかもしれませんが、僕の舌で味わった感じでは、パスタ屋でお金を払って食べるパスタとそう大差ない美味しさだったので、わざわざお店にこのパスタを食べに行くのが、何だか馬鹿らしく思えてしまいましたよ。



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