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■ F1ブラジルグランプリ予選
2005年09月24日(土)
2005年F1シーズンも残すは今週のブラジルグランプリを含めあと3戦。チャンピオンシップ争いはルノーのフェルナンド・アロンソとマクラーレン・メルセデスのキミ・ライコネンの一騎打ちとなっていますが、アロンソがポイントで大きくリードしているためライコネンは背水の陣。明日の決勝でライコネンが優勝しても、アロンソが3位でフィニッシュすれば、2戦を残してアロンソのスペイン人初、史上最年少ワールドチャンピオンが決定します。
さて、今日はそのタイトル争いの天王山であるブラジルグランプリの予選が行われましたが、アロンソが見事にポールポジションを獲得し、タイトル獲得に向けて優位に立ちました。一方、マシンは文句なしで速いマクラーレンのライコネンは、アタックラップの1コーナーでミスをしてしまいタイムをロス。結果チームメイトのモントーヤ、ルノーのフィジケラの後ろ4番手に沈んでしまいました。しかしマシンは速いので、明日の決勝での巻き返しに期待がかかります。
その他、すでに王座陥落は決定しているディフェンディングチャンピオン、ミハエル・シューマッハは今回もピリッとせず7番手、同じマシンに乗るルーベンス・バリチェロも10番手に沈んでしまいました。やはりフェラーリは今年、相当マシンとタイヤのマッチングが悪いんでしょうねえ。昨年までライバルをまったく寄せ付けないほどの最強を誇ったフェラーリが、今シーズンここまで低迷してしまうとは、おそらく開幕前までは誰も予想だにしていなかったでしょうね。まあ、F1の勢力図というものは1年単位でコロコロと変わっていくものですが、あまりにも長すぎたフェラーリの黄金時代が、ようやく終焉を迎えたと言う感じですね。
さて、BAR・ホンダ勢ですが、今週BAR残留を決めたジェンソン・バトンは4番手という好位置につけています。さすがはウィリアムズとBARというトップチームが取り合うだけあって、バトンはキッチリと結果を残します。 一方佐藤琢磨は、前戦ベルギーでミハエル・シューマッハに追突してしまったことによるペナルティで10グリッド降格が決定しているため、予選アタックは行わず、明日の決勝は最後尾からスタートします。
日本国内のみならず、海外でも様々な物議を呼んでいるようですが、まったくもって今回の琢磨の10グリッド降格というペナルティは理解できないですね。完全に琢磨に否があったとはいえ、故意にぶつけたわけではないですしその必要性もないわけですから、あの一件は単純なレースアクシデントとして処分なしにするのが当然なんですけどね。過去にもそして今シーズンにも同じような例は腐るほどありましたが、いずれも処分なしだったわけですからねえ。シューマッハだって今年2回もぶつけてるんですけど審議すらされなかったですからねえ。 「琢磨10グリッド降格」というニュースを聞いた時、「はあ?何だ?その強引なルールは……。いつ誰がそんなルール決めたんだよ。勝手にルール作ってんじゃねーよコノヤローッ!」と思わず摩邪コングになってしまいましたよコノヤロー。まあそれだけFIAは日本人が嫌いということなのでしょう。
琢磨は確かに、特に今年はミスも多く運にも見放され思うような結果が残せませんでしたが、こうしたFIAの不当な妨害行為が実際にあるわけで、いくら日本人ドライバーがF1で頑張っても出る杭を打たれて成功できないのであれば、我々日本人がF1を楽しむ意義が、一体どこにあるというのでしょうか。
琢磨には次の鈴鹿に向けて、今回はなるべく上位で完走することを期待します。
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