Mako Hakkinenn's Voice
by Mako Hakkinenn



 父にS2000を運転させる
2005年08月18日(木)

 えー、ここ数日の高尚なネタとはガラリと変わって、今日はとても個人的なくだらないネタで申し訳ありません。

 実は明日金曜日から日曜日までの3日間、父のエクストレイルを借りて遠出するので、その間父がクルマがないと困るので、僕のS2000を父に貸すことにしました。しかし、父は今年3月にエクストレイルに乗り換えるまではミッション車に乗っていましたが、エクストレイルに乗り換えてからはオートマ車しか乗っていない上に、S2000は「乗る者を選ぶクルマ」と言われているほど普通の人には乗りにくいクルマです。なので今日は仕事がそれほど忙しくなかったこともあり、父に初めてS2000を運転させ、練習させることにしました。もちろん僕も助手席に乗ります。

 まず、S2000はキーを差してイグニッションまで回しても、セルがないのでそこまでしか回すことができません。エンジンを始動させるには、まずキーをイグニッションまで回し、その後クラッチペダルを踏みながら運転席の脇にある「スタートボタン」を押さなくてはなりません。まずはそれを教え、その後ギアの入れ方のコツなどを簡単にレクチャーしました。特にギアに関しては、父がエクストレイルに乗る前に乗っていたサニーは5速ですが、S2000は6速まであるので、バックギアを入れるにはシフトレバーを下に押し込み、さらに右へ入れるようになっているので、最初はなかなかバックギアに入らず戸惑っていました。

 その後路上に出て、まずは市街地を走らせました。シフトチェンジは通常はだいたい2000〜3000回転の間で行い、時速60キロでも6速まで入れてしまえば燃費を稼げると教えました。
 S2000は回転数が高いクルマなので、発進時などは普通のミッション車よりも若干アクセルをふかし気味で繋げるのですが、クラッチも結構硬いので、僕などは最初のうち(今でも時々)エンストしたりしていました。しかし、さすがにミッション歴の長い父は、一度もエンストすることはありませんでした。

 その後市街地から離れ、日本平(通称ダイラ)と呼ばれる峠道を走らせ、山道での走行を体験してもらいました。ダイラはくねくねと曲がりくねった山道ですが、S2000は馬力があるので、登りは3速だけで登っていけると教えました。またS2000はエンジンブレーキもよく効くので、下りも3速に入れておけば、ほとんどブレーキを踏まずにエンブレだけで行けると教えました。
 父はかねてからS2000を「狭いし低いし、ほんと乗りにくいクルマだなあ」と言っていましたが、ダイラを走りながら「さすがにコーナーは鋭く曲がっていくなあ」と珍しくS2000を褒めていました。

 帰りにガソリンスタンド寄って給油口の開け方を教え、ついでにスタンドで洗車もしてもらい、路上での運転を一通り終えてガレージに帰ってきました。最後に「もし万が一交差点などでエンストしてしまうと、S2000のエンジン始動が特殊だからパニクるかもしれないから、クラッチを踏んでスタートボタンを押すことを忘れないように」とくぎを差し、練習は終了です。

 まあ父は安全運転だし、問題はないでしょう。



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