Mako Hakkinenn's Voice
by Mako Hakkinenn



 DTM熱下がる
2005年08月13日(土)

 ドイツツーリングカー選手権(DTM)は今シーズン、僕の好きな元F1ワールドチャンピオンのミカ・ハッキネンが参戦しているのですが、そのハッキネンがDTMデビュー戦である開幕戦で8位入賞、第2戦で3位表彰台、そして第3戦で早くも初優勝を達成して波に乗っていたので期待していたのですが、その後第4戦は13位、第5戦ではコースアウトを喫してマシンにダメージを負い、ピットでレースを終え、第6戦では6周目にジェイミー・グリーンと接触しリタイヤと、3戦連続でリタイヤを喫してしまっているので、かなりDTMが下がってしまっています。

 しかし第7戦は久々に4位完走を果たし、先週末行われた第8戦でも連続4位を記録し、再び調子は上向きになってきているようです。

 ちなみに第7戦ニュルブルクリンク終了時点でのポイントランキングでは、第7戦で今シーズン2度目の優勝を果たしたマティアス・エクストロ−ム(アウディ・A4)が51ポイントとなって首位に返り咲き、ゲリー・パフェット(AMG・メルセデス)が1ポイント差の2位、トム・クリステンセン(アウディ・A4)が36ポイントの3位、パフェットと同様AMG・メルセデスを駆るハッキネンは22ポイントで4位につけています。首位エクストロームとは29ポイント差、しかもDTMは全11戦なので残りのレースはあと3戦、ハッキネンのデビューシーズンのチャンピオン獲得は絶望的ですね。来年に期待しましょう。

 ちなみにその他の元F1ドライバーでは、ジャン・アレジ(AMG・メルセデス)が19ポイントで5位、トヨタF1の立て役者として頑張ったアラン・マクニッシュ(アウディ・A4)が13ポイントで9位、ミスターDTMことベルント・シュナイダー(AMG・メルセデス)が15ポイントの7位、ハインツ・ハラルド・フレンツェン(オペル・ベクトラ)が9ポイントで10位につけています。
 僕としてはシーズン開幕前、2000年、2001年と2年連続でチャンピオンを獲得したベルント・シュナイダーとジャン・アレジ、そしてミカ・ハッキネンのAMG・メルセデス三巴対決を期待していたのですが、シュナイダーは今シーズンは、どうもパッとしないですな。まだ優勝もないですし……。

 ちなみにベルント・シュナイダーは元F1ドライバーという印象は極めて薄いですが、1988年にザクスピードからF1デビューを果たしたドライバーです。しかし、当時のザクスピードはチームメイトの鈴木亜久里が16戦全戦予備予選落ちを喫するほどの戦闘力しかなく、89年には本人も14戦において予備予選突破に失敗し、2戦は決勝に進出するもいずれもリタイヤに終わりました。翌年はアロウズからのスポット参戦にとどまり、結局3年のF1キャリアで1ポイントも獲得することなく姿を消し、F1ではまったく活躍しませんでした。



ノルベルト・ハウグ(髭なし)と談話するハッキネン
(c)crash.net



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