Mako Hakkinenn's Voice
by Mako Hakkinenn



 ジーコ初の母国ブラジル対決(見逃し)
2005年06月23日(木)

 昨日はサッカーのコンフェデレーションズカップの1次リーグB組、日本VSブラジル戦が行われたんですね。すっかり忘れていて見逃してしまいました。

 日本は世界王者ブラジルと2―2で引き分る大健闘をみせましたが、ベスト4進出はならなかったようですね。ニュースによると、日本は前半10分にブラジルのロビーニョに先制ゴールを許しましたが、同27分に中村が同点ゴール。同32分のロナウジーニョのゴールで再びブラジルにリードを許したものの、後半残り2分に途中出場の大黒が同点ゴールを決めたそうですな。

 やはり大黒が今回も決めてくれましたか!もちろん世界に通用する中村のゴールも素晴らしいですが、大黒はほとんどの試合でゴールを決めてくれるので、もはやフォワードとしては外せない存在となりましたね。
 それでも日本は、4強進出に必要な勝利を逃してしまいました。日本は1勝1敗1分の勝ち点4でブラジルと並びましたが、得失点差でブラジルに準決勝進出を譲ることとなりました。

 さて、よくよく考えてみるとこの試合、日本代表の監督であるジーコにとっては初めての母国ブラジルとの対決になったわけですよね。現役(ブラジル代表)時代、国を背負う側として長く口ずさんだ歌を、日本代表のジーコ監督は、今回「敵」として初めて聴いたことになるわけです。「感動した。本来のものより短くされていたが、長いままだったら心臓がどうなっていたか、ゾッとする」とジーコは表現したそうです。

 これまでも、アジアでのアウェー戦に臨む時や、2度のコンフェデレーションズカップの抽選会などで、世界のサッカー関係者が「白いペレ」と称されるジーコにに抱いてきた敬意は表れていたそうです。しかし今回はそれを大きく上回ったようですね。試合の45分前、準備に現れたロナウジーニョらブラジル代表選手は、日本の練習を見守るジーコ監督に真っ先に歩み寄ってあいさつをしたそうです。

 日本にとって、親善試合を含め7度目の対戦で初めて、ブラジルに時間稼ぎをさせるほど追いつめた素晴らしい戦いができたのは、ひとえに日本代表を3年近く育ててきたジーコのおかげと言っても過言ではないでしょう。今回は惜しくも引き分けという結果に終わりましたが、1年後のドイツワールドカップで、是非日本とブラジルがもう一度対戦する機会があればいいなと思います。



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