Mako Hakkinenn's Voice
by Mako Hakkinenn



 ジーコジャパン、ワールドカップ一番乗り!
2005年06月08日(水)

 日本がドイツに一番乗り!

 サッカー・ワールドカップ・アジア最終予選を戦う日本代表は今日、タイ・バンコクのスパチャラサイ競技場で北朝鮮と対戦し、柳沢と大黒のゴールで2−0と勝利。4勝1敗で勝ち点を12に伸ばし、B組2位以内に与えられるワールドカップ本大会出場権を獲得しました。日本のワールドカップ出場は、3大会連続3回目です。またワールドカップ出場決定は全世界で一番乗りとなります。

 第3国タイ・バンコクでの無観客試合という異様な雰囲気の中で行われた試合でしたが、日本は、試合開始から素早いプレスでペースを握りました。後半28分には柳沢のゴールで先制、終了間際にも大黒がダメ押しとなる2点目を決め、ワールドカップ出場切符獲得を勝利で飾りました。

 ジーコ監督の采配が、今夜もバッチリ的中した結果となりましたな。中田英、中村、小野、三都主などの主力を欠いての今回の試合では、自分の教え子である柳沢を前戦に投入し、その柳沢が師匠の期待に見事応える先制弾。さらに後半交代した大黒もゴールを決め2点目、さすがはサッカーの神様、選手時代だけでなく、監督でもまるで啓示を受けたかのような見事な器用術だと思いませんか?

 トルシエ・ジャパンの時は、2002年の日韓ワールドカップで、共同開催国と言うことで無条件でワールドカップへの出場が認められていたため十分な準備期間がありましたが、ジーコ・ジャパンでは1からのスタートでしたからねえ。そんな中でもジーコ監督は、トルシエ前監督が見いだした代表選手を踏襲しながら、トルシエの規律に縛ったスタイルとは逆に、選手たちの自由にさせるやり方で各選手の個人能力を伸ばし、全体的なチーム力を底上げしてきました。そして主力の選手が欠場となっても代表を追加招集することなく、控えの選手だけで対応し、チームの結束力も高めてきました。

 今日ワールドカップへの出場が決まり、2006年のドイツワールドカップは偶然にも今日からちょうど1年後の開催ですから、ジーコ監督はここまで怒濤のように戦い続け、ようやく1年間の時間ができたことになります。開催までにじっくりと準備を進めてもらいたいものですね。



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