Mako Hakkinenn's Voice
by Mako Hakkinenn



 観たい映画が盛りだくさん(その2)
2005年06月05日(日)

(昨日の続き)

 「フォーガットン」は、飛行機事故で最愛の息子を亡くし、何ヵ月経っても立ち直れずにいた一人の女性に降りかかる想像を絶する出来事を驚愕の展開で描くサスペンス・スリラーで、主演は「ハンニバル」「エデンより彼方に」の演技派ジュリアン・ムーアです。予告編などでは「シックスセンス」以来の本格サイコスリラーと詠われていますが、確かにストーリーを読むと、主人公のテリーが、飛行機事故で亡くした息子サムと夫と3人で撮った記念写真からサムだけが消えているのを見つけ困惑するというSFチックな内容。異変はさらに続き、大切なアルバムからも、そしてビデオテープからもサムが消えてしまいます。動揺するテリーに精神科医は、「息子など最初から存在しなかった」と告げるのです。ショックを受けるテリーは、サムの存在を証明しようと躍起になるというお話みたいですが、ミステリアスですねえ。気になります。

 「サハラ 死の砂漠を脱出せよ」は広大なサハラ砂漠に潜む巨大な陰謀から世界の危機を救うため立ち上がる冒険家とその仲間たちを描いたアクション・アドベンチャーで、クライブ・カッスラーの世界的ベストセラー冒険小説「ダーク・ピット」シリーズより、第11作『死のサハラを脱出せよ』を映画化したものです。主演は「Uー571」「サラマンダー」のマシュー・マコノヒー、共演にペネロペ・クルスとスティーヴ・ザーンという顔ぶれです。
 この映画はあの「インディ・ジョーンズ」シリーズに変わる21世紀の新たなヒーローというのがウリで、シリーズ化を狙っているものと思われます。しかし冒険ものでもはや金字塔と言われる「インディ・ジョーンズ」に対抗して、これまでにも「キング・ソロモンの秘宝」や「ハムナプトラ」などの2番煎じ的なシリーズが出てきましたが、いずれも「インディ・ジョーンズ」には遠く及ばないものでした。今回はマコノヒーが新たなヒーロー役を担っていますが、果たして21世紀のニューヒーローとして定着するのでしょうか。
 救いは、原作の「ダーク・ピット」シリーズが「ハリー・ポッター」「ロード・オブ・ザ・リング」と並んで世界的ベストセラーの小説であることですかね。

 しかし、マシュー・マコノヒーって、「Uー571」ではその映画の設定上かなり地味でストイックな役柄でしたが、この「サハラ」ではかなり印象が変わりそうです。あんなに明るくて活発なマコノヒーはイメージからかけ離れてて……。ちなみにこのマコノヒーは現在、共演のペネロペ・クルスとプライベートでも交際しているようです。ペネロペと言えばトム・クルーズとも付き合っていましたが、マコノヒーの方が誠実そうだからお似合いのような気がします。

 ……えーと、次は何でしたかな?……あー、そうそう、「ザ・リング2」でしたな。「ザ・リング2」は鈴木光司原作のジャパニーズ・ホラー「リング」を、ハリウッドでリメイクし2002年に大ヒットを記録した「ザ・リング」の続編で、日本版の続編とは関係なく、ハリウッドで新たに書き下ろされた完全オリジナル・ストーリーだそうです。新たな地で心機一転を図るレイチェル親子に、再びビデオテープの恐怖が襲い掛かります。日本版「リング」を手掛けた中田秀夫監督がメガフォンを取り、記念すべきハリウッド・デビューを果たしました。主演は引き続きナオミ・ワッツ。
 オリジナルの「貞子」がこのハリウッド版では「サマラ」に変わっているのですが(そりゃそうだよな)、今回はどんなサマラが観られるのか楽しみです。しかし、やはり日本独特の怪談的な雰囲気に慣れている我々日本人にとっては、やっぱり欧米のホラーよりも日本のホラーの方が、ゾクッと寒気がしますな。



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