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■ さくらももこ「コジコジ」
2005年05月11日(水)
昨日の「大東京ビンボー生活カタログ」に続いて、今回も僕が最近お気に入りの漫画のご紹介です。
さくらももこと言えば、「ちびまる子ちゃん」で知られる静岡市清水区(旧清水市)出身の漫画家ですが、静岡市と清水市が合併したので、さくらももこは僕と同じ市の誇れる有名人ということになりました。さて、このさくらももこが1995年から雑誌「きみとぼく」で連載した「コジコジ」という漫画にハマってます。
この漫画はメルヘンの世界に住んでいるメルヘンの住人たちが「人間を楽しませる使命」を学ぶために学校に通い、スヌーピーやミッキーマウスなどのような人気キャラクターになるための勉強をするという設定で、主人公の大バカ宇宙生命体・コジコジと様々な個性的なメルヘン(?)キャラの日常を描いたギャグ漫画です。 ギャグ漫画といってもかなりシュールな内容で、とにかく主人公のコジコジを筆頭に、多くのキャラクターがおばかさんなのです。さくらももこ曰く「メルヘンの世界とナンセンスを組み合わせてみようという、新しい“笑い”の感覚への挑戦」という名目のこの漫画、読んでみると「ちびまる子ちゃん」とはまた違った世界観で、読めば誰もが爆笑の渦に巻き込まれてしまうでしょう。 やはり何といってもコジコジのおばか加減が最高で、コジコジはかわいい顔をして脳天気で何を考えているかわからず、人の話をまったく聞いていません。一番仲のいい半漁鳥の「次郎」をいつも困らせています。わざとやってないか?と思わせるほどの大ボケを毎回かましてくれるので、ワンパターンなのになぜかいつも笑ってしまいます。
そんな「人の話を聞かない」というコジコジのボケで、全3巻中僕がもっとも爆笑したのは1巻の第3話。クラスで「ちびまる子ちゃん」の劇をやろうということになったのですが、まる子役になった「天使ルル」がまる子役を嫌がってどこかに行ってしまった後の、コジコジと半漁鳥・次郎くんとのやりとりです。
コジコジ「ルルちゃんが行ってしまいました」 次 郎「知ってるよ、オレだって見てたんだから」 コジコジ「さてこの先いったいどうなることでしょう」 次 郎「他の誰かがまる子役をやって、このまま続くんだろうなあきっと」 コジコジ「次郎君はどう思う?」 次 郎「今、言ったけど……」
いや〜この最後のセリフのコマには笑った。いやほんと次郎の顔がサイコーに面白いッス!
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