Mako Hakkinenn's Voice
by Mako Hakkinenn



 Voiceを読み直してみる
2005年04月15日(金)

 2001年10月29日からスタートしたVoiceをすべて「エンピツ」に移植する作業が一昨日完了したのですが、その初期の記事からざっと読み直してみました。最初の頃は徹夜仕事が多かったなあ。2001年というと26歳ですから、まだまだ無理が利いていたんでしょうねえ。本格的に仕事を始めて4年目、ようやく仕事が軌道に乗って、レギュラーの仕事も確立し、しかし不況真っ只中なので、とにかくできる仕事はすべてこなして、ひっちゃきになって働いていたような気がします。

 そんな中でも映画を観に行ったり、どこかへ遊びに行ったり、HPを更新したり、小説を書いたり音楽を作ったり、仕事以外でも色々なことをしていて、忙しいなりに時間を作って、遊びや趣味もこなしていたように思えます。もちろん広告業界も全体的に不況でしたから、仕事がない時はまったくないわけでして、そういう時を趣味の時間に費やしていたのかもしれません。忙しい時は忙しいけど、暇な時はめちゃくちゃ暇、その差が激しい分、1年を通しての仕事と遊びのバランスが保たれて、メリハリのある1年を過ごしていたように思います。

 僕は仕事でストレスが溜まることはほとんどありません。もちろん、ずっとパソコンやシンセサイザーに向かっている仕事なので、肩こりなどは結構ひどいものですが、精神的にはいつも充実していて、仕事には常にやりがいを感じています。大変な仕事もありますが、それをやり遂げた達成感があるので、ストレスは感じないですね。だから昔のVoiceを読み直してみても、色々なことに目を向ける余裕もあるし、Voice自体もここまで書き続けていくことができたのだと思います。

 現在はだいぶ仕事の量も安定し、以前のようにしょっちゅう徹夜仕事をしなくてもやっていけるようになりました。定時(午後6時)で終われるような日も増えてきて、仕事以外の時間もより増えてきて、それと同時に趣味も増えていったような気がします。その分Voiceの量も増え、色々な物事をじっくりと書く余裕もできていったのでしょうねえ。初期の頃と今とでは、記事1件分の文字量が全然違いますからねえ。
 個人的な記事がほとんどなので、第三者がVoiceを読んでどうこうと言うことはないですが、自分自身の記録としては、非常に価値の高いものだと改めて思いましたね。この先、続けられる限り書き続けていきたいと思っています。

 そういえば、僕は1997年からネットを始めたのですが、最初のうちは友達や仕事でメールをやりとりする程度で、当たり前ですけどそれほどネットに依存していなかったんですよねえ。それが99年に「F1速報」で掲示板デビューし、その頃からどっぷりとネット生活に浸かってしまうようになりましたね。その頃ネット上で知り合った方々には、今でもお世話になっています。
 その後2000年の6月に自分のホームページ「M−NEST」を開設したのですが、掲示板を設置したのが2000年の11月ですから、それまでの1年5ヶ月もの間、掲示板もVoiceもないままHPを運営していたんですよね。つまり、サイトとしてはこちらがコンテンツを公開するだけの一方通行で、管理人である僕と訪問者とのディスカッションの場がなく、コンテンツの感想などは直接メールで送ってもらったり、別のサイトの掲示板に頼っていたわけですね。今ではとても考えられないような状況です。

 実際に顔を合わせてご飯を食べたり飲みに行ったり遊びに行ったりする、いわゆる「リアルな友達」ももちろん大切ですが、ネット上で知り合った、ネット上でしか知らない友達も今では多くいますが、とても貴重な存在ですよね。仕事で夜遅くなったり、徹夜仕事をしたりしていても、ちょっとした息抜きの時に掲示板を覗いてみれば、必ずどこかで誰かが書き込みをしていますし、どこかのサイトの日記などを読めば、その人の存在を知ることができます。

 もしインターネットがなかったとしたら、夜遅くまで仕事をしたりしてなかなか友達と会えない僕は、きっと孤独だっただろうなあと思います。



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