Mako Hakkinenn's Voice
by Mako Hakkinenn



 おばあちゃん逝く
2005年02月20日(日)

 今夜10時30分、僕の母方のおばあちゃんが亡くなりました。
 5年ほど前から肺気腫を患い、以来入退院を繰り返し、肺気腫と付き合いながら生活してきたおばあちゃんですが、昨年から酸素を体内に取り込むことが困難になり始め、常に腕にチューブを入れて、酸素吸入をしながらの生活を余儀なくされました。
 また、今月に入ってからは腸閉塞になってしまい、病院に入院し、お腹がどんどん大きくなってしまいました。しかし、もはやおばあちゃんには手術に耐える体力はないので、手術はせず、鼻から管を入れてお腹のものを出すという処置を施していました。今日の夕方頃にうちの母がおばあちゃんと話したときは、母の言葉に頷いたりしていたようなのですが、夜になって容態が急変し、そのまま息を引き取りました。

 僕は残念ながら、看取ることができませんでした。病院から家に帰ってきたおばあちゃんと先ほど会ってきましたが、何だかいびきが聞こえてきそうなほど、安らかな死に顔でした。本当にただ眠っているようにしか見えませんでした。長い間身体にチューブを入れられ、普段の生活でも、ちょっとしゃべっただけで呼吸が苦しくなったりと、とても辛かったと思います。これでおばあちゃんも、やっと楽になれてよかったと思います。

 もう長くは持たないと覚悟はしていたとはいえ、あまりにも急だったので、今はまだ実感がわきません。しかし、お通夜やお葬式を済ませていくうちに、自然とおばあちゃんが亡くなったことを実感するのだと思います。


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