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■ ウィリアムズはウェバーとハイドフェルド
2005年02月03日(木)
先月の31日に、F1のウィリアムズ・チームは2005年シーズンを戦う新型車「FW27」をバレンシア・サーキットで発表し、ただちにシェイクダウンテストに入りましたが、注目のドライバー・ラインニップは、マーク・ウェバーとニック・ハイドフェルドという顔ぶれで決定。アントニオ・ピッツォニアはリザーブ&テストドライバーということになりました。 ハイドフェルドとピッツォニアはウィリアムズの残された1つのシートを巡り、テストで熾烈なバトルを繰り広げていましたが、ハイドフェルドはレギュラードライバーとしての実績がピッツォニアより長く、またピッツォニアは元々ウィリアムズのテストドライバーでしたからウィリアムズのマシンには乗り慣れており、その争いは常に拮抗していました。
延べ12日間に渡るテストの末、ハイドフェルドという結論を出したウィリアムズ・チームですが、フランク・ウィリアムズ代表は「ほんとうに難しい決断だった。2人のドライバーの間には、ほんとうにわずかな差しかなかったのだから。それほど優秀なドライバーのうち、どちらか決定するというのは、F1チームとしては幸せなことなのかも知れないがね。最終的にわれわれが下した結論はハイドフェルドということだが、しかしピッツォニアも引き続きテストドライバー、そしてリザーブドライバーとしてチームのために働いてくれることをとてもうれしく思っている」と、その複雑な胸の内を吐露しました。 噂では、ウィリアムズ氏らはピッツォニアを推したものの、エンジンを供給しているBMWの主導によりドイツ人のハイドフェルドが選択されたとも伝えられています。 ただし、ハイドフェルドとの契約にはパフォーマンス条項があると推測され、シーズン途中でピッツォニアが交代する可能性も十分に考えられています。
まあ、妥当な決定だったと思います。ピッツォニアはジャガーでのレース経験こそありますが、シーズン途中に放出させられ、その後はウィリアムズのテストドライバーに甘んじていましたからね。その点ハイドフェルドはレース経験もあり、何より昨年はジョーダンという全く闘えないマシンで何とかレースを戦ってきましたから、その苦労は速いマシンに乗り換えたことで報われるものと思われます。 現時点ではマーク・ウェバーがエース待遇ですが、キャリアではハイドフェルドの方が上、ウェバーとハイドフェルドの対決も楽しみです。ただ、僕の予想ではウェバーの方が強いような気がします。
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