Mako Hakkinenn's Voice
by Mako Hakkinenn



 バトンくんへの風当たり
2004年12月23日(木)

 ヒデボーさんの運営するサイト「F1小学校」を読んだのですが、BAR・ホンダのジェンソン・バトンに対する風当たりが、特に琢磨ファンの間でかなりきつくなってきているようですね。
 その大きな要因となっているのが今シーズン中盤から勃発したバトンのウィリアムズ移籍騒動。しかしBARが裁判で勝訴し、来シーズンのドライバー契約はBARが有効と認められ、バトンは来季ウィリアムズへの移籍を断念せざるを得なくなり、仕方なく来季もBARに残留することになったというものです。

 確かに、散々お世話になったBARを蹴ってウィリアムズへ移籍しようとした行為は、BAR・ホンダのファンとしては裏切り行為に値すると思います。しかし、まあドライバーというものは常によりよい環境に写りたいと考えるものですから。僕的には、今シーズンを見る限り、明らかにウィリアムズよりもBARの方が強かったし、BARに留まった方が賢明であると思うのですが、バトンにはBARよりもウィリアムズの方が魅力的に写ったと言うことでしょうね。

 いや、それにしてもちょっと意外でしたね。バトンがここまでBARファン、琢磨ファンに嫌われてしまうとは……。確かに騒動のさなかはかなりいただけない態度で、ホンダがBARの株を増やしたときには一転して自分の非を認めたりと、あまりにも節操がないとは思いましたが、ドライバーとしての実力はもはやトップレベルですからねえ。来シーズンもその安定感は損なわれないでしょうから、BAR・ホンダで初勝利をものにするのは、おそらくバトンでしょうね。そして引き続き琢磨はバトンに苦しめられることになるでしょう。
 しかし、本当に琢磨がチャンピオンを狙うのであれば、バトンに勝てないようではお話になりませんからねえ。琢磨には実力でバトンを乗り越えて、その先へと進んで欲しいものです。僕の予想を良い意味で裏切るような、飛躍的な進化を、琢磨には期待したいものです。



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