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■ コバライネン、帝王を下す
2004年12月06日(月)
フランス、パリのスタッド・ド・フランスで行われた『レース・オブ・チャンピオンズ』で、7度のワールド・チャンピオン、ミハエル・シューマッハはフィンランド出身の若いドライバー、ヘイッキ・コバライネンによって、見劣りさせられてしまいました。 2004年ニッサン・ワールド・シリーズでチャンピオンに輝いた23歳のコバライネンは、世界中のトップドライバーたちが様々なクルマで争ったこのイベントの最年少優勝を果たしました。
6万人の観客が見つめる中、コバライネンは一回戦でデビッド・クルサードを破り、次にジャン・アレジもやっつけました。 準決勝に出場したコバライネンは、わずか1秒差でシューマッハに勝利しました。シューマッハは負けることを心配するより、脳と脊髄(せきずい)のチャリティーのための募金活動に集中していたといいます。 そして決勝ではディフェンディング・チャンピオンでもあるワールド・ラリー・チャンピオン(WRC)の王者、セバスチャン・ローブをも決勝で破ったのです。
ローブはトニー・カナーン、アルミン・シュバルツ、そして2003年のチャンピオン、マーカス・グロンホルムを破り決勝に進みました。決勝はワールド・ラリー・プジョー307とフェラーリ360モデナの2台によって決着がつけられました。
決勝で勝ったコバライネンは、「信じられないよ」と語りました。「特にラリーのワールド・チャンピオンにWRCのクルマで勝ったことがね。すごいよ!それにミハエル・シューマッハを破るなんてあまりあることじゃないからね。すごい瞬間だった。ただちょっとハードにアタックして、ブレーキを遅らせようとしただけだったんだ」とコメントしました。
かつてのミカ・ハッキネンといいキミ・ライコネンといい、最近の若いフィンランド人は末恐ろしいですなあ……。
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