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■ またもハッキネン復帰説
2004年10月30日(土)
ジェンソン・バトンの来シーズンのウィリアムズ入りがなくなったことで、再び元F1チャンピオン、ミカ・ハッキネンのF1復帰説が浮上していますね。 ウィリアムズのマネージング・ディレクターを務めるパトリック・ヘッドはハッキネン獲得の可能性について「ミカは3シーズンもF1から離れており、獲得にはリスクを伴う。しかし彼はミハエルを2度も打ち負かしてタイトルを獲っているし、才能あるドライバーについては真剣に考えなければならない。」とコメントし,慎重に判断することを明らかにしています。
また、ハッキネンは10月初旬にオッシャーズレーベンでDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)のテストに参加しており、これに伴ってドイツの『ビルド』紙がハッキネンのDTM参戦を報じましたが、メルセデス・モータースポーツのノルベルト・ハウグは「オッシャーズレーベンでのテストはもともと単発のもの。ハッキネンがメルセデスでDTMに参戦する予定はないし、ましてや契約金問題で決裂ということもデマだ」とこれを否定する発言を行っています。
ハッキネンは長くF1から離れており、今シーズンの中国グランプリから約1年ぶりにF1に復帰したジャック・ビルヌーヴの様子を見ても、復帰できたとしても完全復活への道は厳しいものになると言わざるを得ません。しかもハッキネンは36歳、再び過酷なF1で2時間近くもレースをし続けるには、同じ年齢でもずっと現役を継続しているミハエル・シューマッハと比べても、体力的に無理があるのではないかという疑問もあります。 しかし、もしハッキネンがこのブランクの間にF1復帰に向けたトレーニングを重ねていて体力的に問題ないのであれば、シーズンオフのマシン開発の段階からマシンをテストして現在のマシンに順応し、ウィリアムズというトップチームでそれなりの結果が残せるのではないかという期待もあります。少なくとも、シーズン途中にろくにテストもできずにいきなり復帰したビルヌーヴのようなことにはならないでしょう。 ウィリアムズも、本当にハッキネンを起用しようと本気で考えているのなら、一刻も早く契約を結んで早めにテストに参加させ、現在のF1マシンに順応させることが必要だと思います。
しかし、ハッキネンと同様噂が挙がっている来季ウィリアムズのドライバー候補は多数いて、まったく見通しは定まっていない状況であることも確かです。
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