Mako Hakkinenn's Voice
by Mako Hakkinenn



 イチロー、イチロ新記録
2004年10月02日(土)

 大リーグ、シアトル・マリナーズのイチローが、ついにやってくれましたよ歴史的大記録!シアトルで1日に行われたレンジャーズ戦で、イチローは3安打をマークして今季通算259本とし、ジョージ・シスラー(当時ブラウンズ)が1920年に作ったシーズン最多安打記録「257」を84年ぶりに塗り替えました。シスラーの記録は154試合。イチローは159試合目での新記録。
 記録まであと1本に迫っていたイチローは「1番・右翼」で先発出場したこの日、第1打席の左前打で並び、第2打席の中前打で、「伝説の男」を一気に抜き去りました。第4打席は遊撃内野安打。試合はマリナーズが8−3で勝ち、大記録に花を添えました。マリナーズは残り2試合。

 5月21日、日米通算2000安打を記録したイチローは5月50本、7月51本、8月56本と今季3回の月間50安打をマーク。メジャー通算では4回目で、ピート・ローズの記録に25年ぶりに並びました。1試合5安打は4試合、4安打は6試合などマルチ・ヒット(複数安打)試合は78回(30日現在)。80年以上、本場のどんな打者も到達できなかった頂きを、メジャー4年目のイチローが得意の固め打ちで攻略したのです。
 打率もア・リーグトップの3割7分1厘(30日現在)で、3年ぶり2回目となる首位打者のタイトルもほぼ確実といえるでしょう。

 ヒットを打つことは、フェンスの高さやフィールドの広さに関係ありません。イチローは、長い歴史の中でも間違いなく最もヒットを打つ技術の高い選手であるといえるでしょう。そしてイチローのスイングはとてもエレガントです。グラウンド全体に自由自在に打ち分けることができる、まさに芸術的な打法といえるでしょう。
 イチローの大記録樹立達成の秘密は、その自在に打ち分けることのできる技術と内野ゴロを安打にできる俊足、そして何と言っても、「故障しない身体」であると僕は思います。イチローは試合前はもちろん、中継を見ていると試合中もグランド上で、ブルペンで、空いた時間を見つけては常にストレッチをして身体を動かしています。そうすることによって常に身体のコンディションを整えているため、シーズンを通して怪我がなく、今シーズンの欠場はたった1回という、素晴らしい安定感を誇っているのですね。

 どんなに安打を量産できても、試合に出場する数が少なければ、それだけ記録を伸ばすことが難しくなってきますからね。今回の大記録も全試合終了まであとわずか3試合を残すのみというところでの達成。イチローが今シーズン5試合欠場していたら、シスラーの記録には届いていなかったかもしれませんね。何事も、怪我や病気がなく健康であることが一番大切であるということですね。

 残り試合数はあと2試合、イチローがどこまで記録を伸ばすかとても楽しみですね!あと2試合ということは、打席数で言うとあと10打席ぐらいか?つーことは、全打席ヒットだと、269安打?



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