Mako Hakkinenn's Voice
by Mako Hakkinenn



 「ミニミニ大作戦」を観る
2004年06月25日(金)

 これも少し前の話になりますが、昨年公開された「ミニミニ大作戦」という映画をビデオで観ました。世界中で人気を誇る赤、青、白の最新型ミニクーパーがハリウッドの名所、ウォーク・オブ・フェイムを疾走します。さらに地下鉄のホームや線路、トンネルの中など、普通では考えられない場所を、ミニしか通ることのできない逃走路を駆使したカーチェイスが繰り広げられます。総制作費130億円という巨額を投じてベニス、アルプス、フィラデルフィア、ロサンゼルスの市街地で大規模な撮影を敢行し、そのあまりの規模の撮影とド派手なアクションシーンによって、今後ベニスでの映画撮影が一切禁止となってしまう事態になり、そのスケールは公開前から世界中で話題となっていたそうです。CGに頼らない、生身の持つ力を最大限活かしたスリリングなアクションがふんだんに盛り込まれています。

 キャストはあの「PLANET OF THE APES/猿の惑星」で主演を演じたマーク・ウォールバーグ、「サイダーハウスルール」や日本ではホンダ・ライフのCMでも知られるシャーリーズ・セロン、「ファイトクラブ」のエドワード・ノートン、「オースティン・パワーズ」シリーズでドクター・イービルの息子役を演じたセス・グリーン、「トランスポーター」で主演を演じたジェイソン・ステイサム、そしてハリウッドのベテラン俳優、「スペースカウボーイ」などのドナルド・サザーランド(キーファ・サザーランドのお父さん)とまさに豪華メンバー!

 こんな豪華な顔ぶれが揃い、しかもチューンナップされた最新型ミニクーパーを駆って華麗な金塊強奪に挑むなんて、何て僕の興味をそそる映画でしょうか。数々のカーアクションを観てきましたが、小振りで小回りの利くミニが様々な場所で暴れまくり、考えられないような意外な場所を逃走路に選び疾走していく様は、観ていてとても爽快でした。ミニクーパーがそれまでのモデルから大きくモデルチェンジした当初は、現代的なフォルムと顔になってしまい、正直大きくイメージが変わってしまってかなり違和感がありました。しかし最近は色々な場所で走っている姿を目にすることが多くなったので慣れてきたのか、「新型もなかなかいいやん!」とまったくこだわりを感じられない印象を持ってしまいました。やっぱり例え現代的に生まれ変わっても、ミニはミニ、可愛くておしゃれで華麗というイメージは、全然損なわれていないんですよね。


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