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■ F1バーレーングランプリ決勝
2004年04月04日(日)
初開催となるF1グランプリ第3戦バーレーングランプリ決勝は、フェラーリのミハエル・シューマッハがポールポジションから開幕3連勝を飾り、早くもタイトル争いで独走態勢に入ろうとしています。僚友のルーベンス・バリチェロも2位に入り、初開催の砂漠地帯でもフェラーリの優位に揺るぎはありませんでした。
日本人最高位タイの5番手からスタートしたBAR・ホンダの佐藤琢磨は、スタートで4位にポジションを上げるものの、19周目にわずかにコースアウトした際にフロントウィングを損傷し緊急ピットイン、大きく順位を落としてしまいました。しかしその後果敢に攻めて5位まで順位を上げそのままフィニッシュし、鈴鹿以外の海外サーキットで初めてポイントを獲得しました。同僚のジェンソン・バトンは前戦マレーシアに続き2戦連続で3位表彰台に登り、BAR・ホンダの安定したポテンシャルを見せつけてくれました。
レースの詳細な感想は「F1レポート」で述べることにしますが、何とか5位入賞を果たした佐藤琢磨、やはり荒っぽい走りであることは否めませんでした。序盤にラルフ・シューマッハと接触するアクシデントがありましたが、あの件に関しては僕はラルフの方に否があると思っているのでいいとして、19周目のコースオフは非常にもったいなかったですね。わずかに縁石に乗り上げただけでしたが、たまたまその縁石が高さのある縁石で、琢磨のフロントウィングは破損し、不用意なピットインを強いられることになってしまいました。
過去に入賞した2001年と2003年鈴鹿ではミスのない完璧なドライビングでレースを走りきりましたが、その他のレースでは、どうも琢磨は何かしらミスをしたりアクシデントに巻き込まれたりと、見ていて危なっかしいです。同じマシンに乗るバトンは落ち着いた走りで結果を出しているのに対し、琢磨の走りはどこか空回りしているというか、先走りすぎているような印象を受けます。残りのレースで冷静なレース運びができるようになって、琢磨にも表彰台に登って欲しいものです。F1グランプリの表彰式で、早く「君が代」を聴かせて欲しいものです。
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