|
|
■■■
■■
■ ハッキネン&大治郎登場
2004年03月14日(日)
●「グランプリの肖像」新作をアップ
えー、先月オープンした「FORMULA1」のページにある「グランプリの肖像」に、新たにミカ・ハッキネンと加藤大治郎をようやくアップすることができました。楽しみにしてくださっていた皆さん、たいへん長らくお待たせいたしました。
まず、ハッキネンといえば言うまでもなく僕がセナの次に好きなF1ドライバーですね。まあハッキネンは好きなだけあって、ハッキネン関係の雑誌は色々買いあさっていたので、資料はたくさんあるんですよね。逆にたくさんありすぎて、どのハッキネンを描こうか悩みまくってしまいました。
作品に添えてあるコメントでも書いていますが、今回は笑顔の素敵なハッキネンではなく、苦渋に満ちたハッキネンを選んでみました。ハッキネンといえば「F1界のいい人」と言われていたほど愛着溢れるキャラクターですが、一方でレースに賭ける意気込みは並々ならぬものがあり、レース前は常に眉間にしわを寄せて厳しい表情を見せていました。特にF1での最後の年となった2001年シーズンは、得意のスペイングラングランプリでの、ファイナルラップでのトップ走行中の劇的なリタイヤに象徴されるように、彼にとってはまさに不本意なシーズンだったでしょうから、その苦悩は想像するに固くありません。その苦しかったシーズンの、引退を決意するに至った彼の表情を切り取ってみました。
そして、加藤大治郎。日本人初の世界最高峰2輪レースでのチャンピオンの期待がかかった若き才能の突然の悲報は、まだ皆さんの記憶にも新しいことと思います。僕自身は2輪レースは全く見ていなかったのですが、彼の死後、僕の周りのMotoGPファンの方々は、皆口を揃えて「現時点でMotoGPでチャンピオンになれるライダーは大治郎しかいない」と語っていました。加藤大治郎の死は、日本のみならず、様々な国で大きく取り上げられました。前途有望な才能がまたひとつ失われてしまったことは、残念で仕方がありません。彼の事故の原因は未だに解明されてはいませんが、このような悲しい出来事が二度と起こらないよう祈るばかりです。今回は何人かの方々のリクエストにお答えして、「グランプリの肖像」で描かせていただきました。
|
|
|