Mako Hakkinenn's Voice
by Mako Hakkinenn



 F1アメリカグランプリ決勝
2003年09月28日(日)

 いやはや、すごい展開になりました。レースはポールからスタートしたライコネンが持ち前の冷静な走りでレースを進めましたが、途中から降り出した雨に翻弄されて順位を落としてしまいました。7番手スタートのミハエル・シューマッハは順当に順位を上げ、雨が降り出してからは水を得た魚のようにペースを上げて優勝してしまいました。4番手スタートのファン・パブロ・モントーヤは序盤にバリチェロを強引にパスしようとして接触、その後もミスを連発して6位に終わり、モントーヤのタイトル獲得は絶望となってしまいました。ライコネンは終盤に追い上げて辛くも2位でフィニッシュし、何とか9ポイント差でタイトル争いに踏みとどまりました。

 まさか7番手スタートのシューマッハが優勝するとは思いませんでしたねえ。そしてモントーヤが脱落するとは思いませんでした。僕はライコネンが脱落するものと思っていましたからねえ。しかしまあ、シューマッハとライコネンのポイント差は9ポイントとなり、シューマッハの史上最多6度目のタイトル獲得は、もはや確実なものとなりました。ライコネンが逆転してタイトルを獲得するには、ライコネンが優勝し、なおかつシューマッハがノーポイントに終わらなければなりませんからね。ライコネンが鈴鹿で優勝する可能性すら少ない上に、シューマッハがノーポイントに終わるなんてことは考えられませんからねえ。ま、今度の鈴鹿では、シューマッハに歴史的瞬間を見せてもらうことにしましょう。


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