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■ F1イタリアグランプリ予選
2003年09月13日(土)
F1グランプリも今回の第14戦を入れてあと3戦、しかも今回はフェラーリの本拠地イタリアでの開催、第8戦カナダグランプリ以降優勝がなく、第10戦フランス以来表彰台からも遠ざかっているミハエル・シューマッハとしては絶対に落とせないグランプリです。モナコグランプリでのモントーヤの優勝以来波に乗っているウィリアムズ・BMWが有利と言われているサーキットではありますが、ランキング首位のシューマッハと2位モントーヤとのポイント差は最少点差の「1」、このイタリアでの一戦が、シューマッハの史上最多6度目のタイトル獲得の可能性を占う大きな一戦となるでしょう。
その明日の決勝でのスターティンググリッドを決定する予選2日目、ミハエル・シューマッハはティフォシたちの熱い声援に応え、見事第6戦オーストリアグランプリ以来のポールポジションを獲得しました。対するモントーヤは第1、第2セクターではシューマッハを上回るタイムをマークしたものの、第3セクターで失速し2番手、さらにその後ろにはシューマッハの僚友バリチェロが控え、フェラーリとしては万全の体制が整った予選だったと言えます。
先に行われたモンツァの合同テストでは、フェラーリはシューマッハ、バリチェロのレギュラー陣に加え、バドエル、マッサのテストドライバーも総動員して4人態勢で実に1000本ものブリヂストンタイヤをテストしましたので、その成果が現れた結果だと思います。明日の決勝は、グリップの良いポールポジションからスタートするシューマッハと、グリップは悪いがスタートのトラクションが抜群のモントーヤのスタートに注目したいですね。
さらに注目すべきは、僕としてはマルク・ジェネの走りですね。ジェネはウィリアムズ・BMWのリザーブドライバーですが、ラルフ・シューマッハの欠場によって事実上2年ぶりのグランプリ出場、しかも予選ではライコネンに次ぐ5番手をマークし、その実力を伺い知ることができそうです。
さて、僕が応援しているマクラーレンのキミ・ライコネンはどうだったのかというと、ミハエル、モントーヤ、バリチェロに次ぐ4番手と一歩及ばずでしたね。しかも偶数列なのでスタートでのジャンプアップも期待できそうもなく、前3台が元気なので、上位3台に何かが起こらない限りは、表彰台は難しそうです。今回の予選結果を見る限り、ライコネンの今シーズンのタイトル獲得は、無理かも知れませんねえ。
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