Mako Hakkinenn's Voice
by Mako Hakkinenn



 1回限りのタイムアタック
2003年03月08日(土)

 今日のF1オーストラリアグランプリは予選2日目、新しくなったレギュレーションにより、昨日の予選初日の結果の逆順で、1台ずつ、1回限りのタイムアタックを行い、明日の決勝でのスターティンググリッドを決定します。

結果は、やっぱりというか何というか、シューマッハがポールポジションを獲得、バリチェロも2番手につけていきなりフェラーリがフロントローを独占するという結果となりました。3番手はモントーヤ、そしてその後ろには何とザウバーのフレンツェン!5番手にトヨタのパニス、そして6番手にBAR・ホンダのビルヌーヴが就いて、上位3名を除いては、昨年とはまったく違った顔ぶれとなりました。いやはや、ホンダ今年は初優勝するんじゃないか?何と言ってもドライバーは97年チャンピオンのビルヌーヴだし、マシンさえ速ければビルヌーヴは強いドライバーですからねえ。
 それはいいんですが、僕が今年最も応援しているキミ・ライコネンはどうしちゃったんだ……。何とアタック中に思わずコースをはみ出すというミスをしでかしてしまい、マクラーレンとしてはワーストに近い15番手!やっぱりたった1回だけの予選というプレッシャーがあったのかもしれませんね〜。速いといってもまだ若いですからね。しかし、同じマクラーレンでも一方のベテラン、クルサードまでもが11番手、おいおい!昨日までの好調さはどこへ行ってしまったんだ?今年から予選が終了したら決勝まで燃料の補給ができなくなってしまったから、燃料を多めに積んでいたのだろうか?

 それにしても今回の最終予選でシューマッハが記録したポールタイムは1分27秒173、決して速いタイムとは言えませんねえ。何せ昨日の予選前のフりー走行では、ルノーのトゥルーリが1分26秒928を記録していますからねえ。やはりこれもたった1回のアタックだから、ミスをしないように確実にタイムを出すことに専念したんでしょう。今回15番手に沈んだキミ・ライコネンも、第2セクターまではトップタームで来ていたんですけどね。どんなに速くても、ミスをしてしまうとすべてが台無しになってしまいますから、そのあたりの駆け引きなども、これから楽しめそうです。


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