|
|
■■■
■■
■ フィジケラ、ドライバーの中のドライバーに
2003年01月12日(日)
実力では通算5回のワールドチャンピオンに輝いたミハエル・シューマッハに次ぐとも言われながら、チームやマシンに恵まれず、その才能が埋もれ続けてしまっているF1ドライバー、ジャン・カルロ・フィジケラ(ジョーダン)が「ドライバー・オブ・ドライバー」という賞に選ばれ、話題になっていますね。圧倒的な強さでタイトルを総なめにしたシューマッハを押しのけての受賞ですからねえ。しかもフィジケラの昨年のランキングは11位でしたからねえ。嬉しいですが意外でした。 この安易なネーミングの賞は、現役F1ドライバーたちが投票して決める賞で、ファン投票や成績を基準にして決めた賞とは異なり、各ドライバーたちが誰の実力を認めているのかというのがわかる、だいぶ意味合いが異なる賞だと言えるでしょう。
僕は兼ねてからフィジケラの才能は認めていましたが(実力はハッキネンより上だと思っています)、やっぱり他のドライバーたちも、フィジケラには一目置いていたんですねえ。このF1界の影のナンバー2がチーム運を持ち合わせていたら、あるいはイタリア人でなかったら、F1の構図は大きく変わっていたかもしれません。同レベルのマシンに乗っていたとしたら、間違いなくシューマッハとフィジケラで極上のバトルを繰り広げていたことでしょう。若手、若手と言われ続けて今月の14日でもう29歳、この一番油が乗っている今、ぜひともフィジケラにチャンスが訪れて欲しいものです。もうこれ以上彼の才能が埋もれ続けるのは見るに耐えない……。
|
|
|