Mako Hakkinenn's Voice
by Mako Hakkinenn



 Makoの曲作り(2)
2002年10月01日(火)

 昨日の続きです。僕が音楽を思いつくのは、夜中にふと思いつく以外では、どこかに行く途中の車の中、あるいは歩いているとき、自転車に乗っているときが多く、そういうときはとても原始的な方法でアイディアを忘れないようにします。その方法とは、ズバリ!「鼻歌」であります。

 帰り道、延々と小さな声で鼻歌を歌いながら、思いついたメロディを忘れないように帰って来るというわけです。(なさけねー……これでプロかよ……)しかも、歩いているときや自転車に乗っていて「♪フ〜ンフ〜ンフ〜〜ン」と歌っているときに、前方からおばちゃんとか高校生とかがすれ違うときは、鼻歌をさりげなくフェードアウトさせ、通り過ぎて遠くへ行ってしまったら再びフェードインさせるという高等テクニックも使っているのです!
 そうしてシンセサイザーのある自宅まで何とかアイディアを維持し、実際にシンセサイザーに向かって音にし、ある程度作ったらそのデータをフロッピーに落としてストックしておくというわけです。

 で、そうやって貯めておいたアイディアの中から、「今回の仕事に合いそうだ」というものがあれば、それを引っ張り出してきて味付けしていくというわけですね。ですからそういったアイディアの中には、世に出なかったものも数多く残っています。しかも、歩きながら忘れないようにして帰るとき、思いついたのがメロディの時はまだいいのですが、これがリズムだったりするともっと凄いです!「それマコ」のDJ冗談ではありませんが、「ズーンタッツ〜ン、ッタンスタタ〜ン」などとアカペラの人たちが口でドラムの音を真似るように、ひとり口ずさんで歩いていたりすることもあるので、そんな姿をもし誰かに見られていたら、とても怪しい人に見えるでしょう。

 さらにそんなときに不意に知り合いに声をかけられようものなら、パニクって挙動不審に陥ってしまうでしょう(経験あり)。自分では普通に歩いているつもりでも、おそらく端から見たら身体のどこかでリズムを取っていたりするんだろうなあ……。


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