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■ 大相撲秋場所14日目
2002年09月21日(土)
今日の貴乃花は昨日の勝ち急いで立ち会いで変化してしまった不名誉な相撲から一転、批判を払拭するような素晴らしい相撲を見せ、2敗同士の対決で大関・魁皇を豪快な上手投げで破り、優勝争いに踏みとどまりました。武蔵丸はきめ出しで大関・千代大海を破り、明日の千秋楽は横綱2人による相星決戦となります。
いやー!やっぱり横綱同士で優勝を争うというのはいいものですねえ。今場所は大関、横綱陣で優勝争いを展開して、これぞ真の大相撲という場所でした。明日の対決は因縁の対決、1年4ヶ月前、武蔵丸は優勝決定戦で右ヒザに大けがを負った貴乃花とまともに戦うことができず、悔いが残る決戦だったと思います。そしてあの日の名セリフが、某首相の「感動した!おめでとう!」でしたね。 今回はその武蔵丸の悔しさを払う舞台が千秋楽、結びの一番に整いました。武蔵丸が勝てば2場所ぶり12度目、貴乃花が勝てば8場所ぶり23度目の優勝となります。どちらが勝つにしても、近年まれにみる大一番になることでしょう。楽しみです。
さて、昨日はようやくF1ハンガリーグランプリのレポートを書き上げることができました。レース以外の話題が多くなってしまいましたが、引き続きこの週末で他の2レース分も書き進め、来週休み明けに書き上がった分だけアップしたいと思います。長い間お待たせして申し訳ありません。
おっと!たった今、何と元関脇の寺尾が引退するというニュースが飛び込んできました。今場所は同期の元関脇・貴闘力も引退をすでに発表しており、現役力士の中でもっとも古株の2人が、ついに引退してしまうことになりました。最小兵力士でありながら、かつて千代の富士、小錦、霧島らと肩を並べ、いつも自分らしい相撲を取り続けてきた相撲界のジャン・アレジ・寺尾と、立ち会いでのにらみ合いで曙キラーといわれた貴闘力、いなくなってしまうと寂しくなります。
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