Mako Hakkinenn's Voice
by Mako Hakkinenn



 変化した横綱・貴乃花
2002年09月20日(金)

 早いものでついこの前9月に入ったと思ったら、もう9月もあと10日なんですねえ。F1もあと2戦を残すのみ、1年はあっという間に過ぎてしまいます。ミカ・ハッキネンが初めてタイトルを獲得した98年もほんの少し前の出来事に思えてしまいます。月日が経つのが早すぎてF1の開催にレポートが着いていけず、ハンガリー、ベルギー、イタリアの3つのレポートが溜まってしまいました。
 その一方で仕事の方も順調に増え続けて、なかなかHP制作まで手が回らなくなってしまいました。仕事優先とはいえ、レポートや新しいページなどの更新を楽しみにしていらっしゃる方々には本当に申し訳なく思っております。他のサイトにも顔を出せないばかりか、自分の掲示板もろくにチェックできない状況が続いておりますが、どうか温かい目で見守っていただければと思っています。
 レポートがなかなか書けないのは、仕事もありますが、仕事が終わっても相変わらず持病の頭痛が頻発していて困っています。バファリンを飲めば比較的すぐに良くなるのですが、あまり飲み過ぎるのもねえ……。

 さて、大相撲秋場所13日目、今日の取組には驚かされました。まさかのシーンに館内も騒然。復活ロードを走る貴乃花が、今場所横綱昇進を賭けた大関・千代大海との優勝を左右する大一番で左に変化。千代大海が頭から当たろうとすると、横綱は左に変わり、土俵際で残した大関は反転して逆襲。貴乃花は圧力をしのぎ、ノド輪で上体を起こして引き落としました。
 千代大海は土俵上にうずくまったまましばらく動けず。貴乃花は意外にも「よしっ」とばかりに気合を込めていました。千代大海はこれで3敗目、優勝争いから一歩後退し、横綱昇進も厳しくなってしまいました。

 貴乃花は3年前の名古屋場所の湊富士(引退)戦で変化を見せています。この時は左手指を脱臼していました。この日も無言でしたが、「今の自分では千代大海の出足は止められない」と不本意な変化を選んだのでしょうか。千代大海は取組後支度部屋で「自分の気合が伝わり過ぎた。変化も相撲」と割り切っていました。しかし北の湖理事長は「本当の強さを示すはずの一番だった」と落胆でしたね。
 復活への階段を駆け上がってきた横綱なら、綱を狙う大関を相手にまともに受けて勝つ気迫も見せてほしかったです。プライドを捨て、内容よりも勝負に徹した貴乃花。批判を払しょくするためには、優勝で「完全復活」を証明するしかないでしょう。

 その他の取組では、2敗の大関・朝青龍が関脇・若の里に敗れて3敗目を喫し優勝争いから後退、そして今日のもう一つの大一番、唯一1敗の横綱・武蔵丸と2敗の魁皇との一戦では、魁皇が気迫の相撲で武蔵丸を外掛けで倒し、1敗がいなくなりました。これで優勝争いは武蔵丸、貴乃花、魁皇が2敗で並ぶという結果になりました。秋場所も残るはあと2日、最後まで目が離せません。

 そういえば、サッカーでもわれらが清水エスパルスに、あの!日韓ワールドカップで活躍した韓国代表のアン・ジョンファン選手が移籍してきたので面白くなりそうです。来年こそエスパルスにグランドチャンピオンになって欲しいですな。


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