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■ 嬉しいニュースと悲しいニュース
2002年09月17日(火)
今日は嬉しいニュースと悲しいニュースがありました。嬉しいニュースは、大相撲秋場所10日目、横綱・貴乃花が前頭二枚目の隆乃若に勝ち、勝ち越しを決めたことです。 喧嘩相撲で知られる隆乃若の激しい攻めを落ち着いて見極め、慎重に寄り切って横綱の貫禄を見せてくれました。十日目終了時点で全勝の力士はなし、1敗は横綱・武蔵丸と新大関・朝青龍の2人、それを星一つの差で横綱・貴乃花、大関・千代大海、大関・魁皇、前頭七枚目・琴光喜が追う展開。気が付けば貴乃花は優勝争い、このまま復活Vを決めて欲しいです。
悲しいニュースは、何と言っても今日北朝鮮はピョンヤンで行われた日朝首脳会談で、北朝鮮拉致疑惑の被害者の安否が発表され、8件11人のうち、4人の生存と6人の死亡が確認されたことです。 亡くなった6名の遺族の方々に関しては、長い間どこかで生きていると信じていただけに、その無念さはとても計り知ることはできません。突然姿を消してしまった我が子や兄弟、それが10年以上も経ってようやく辿り着いた答えが「死亡」という理不尽な結末では、本当にやりきれないです。
しかし、今回小泉首相が調印に踏み切った「国交正常化交渉」は、まるで会談前から決まっていたかのような、かなり先急いだ決断ではありましたが、それなりに前進だったと思っています。今回の会談では、これまで頑なに拉致問題を否定し続けてきた北朝鮮が、初めて拉致問題を認め、その安否を公開し、遺憾の意を表明しました。 さらに核査察受け入れやミサイル配備などの安全保障問題でも、ミサイル実験の無期限の凍結を条約の中に盛り込みました。
あくまで今回の合意は「国交正常化」の合意ではなく、「国交正常化交渉」の合意なのだと受け止め、今後はその「国交正常化」に向けた「交渉」を慎重に進め、北朝鮮には早急に、拉致問題に関する被害者の具体的な状況などを明らかにしてもらいたいものです。この調印が、拉致問題の全容解明の足がかりになってくれればと願うばかりです。
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