Mako Hakkinenn's Voice
by Mako Hakkinenn



 「タイムマシン」を観る
2002年08月04日(日)

 映画「タイムマシン」を観に行ってきました。まだ見ていない人がいると思うので詳しくは書きませんが、2037年の高度文明の崩壊の原因が「○○が○○○くる」という設定というのが、今までのSFにない設定で新鮮でしたね。

 しかし、その時代にあった図書館のホログラムの案内人が80万年後も機能しているというのは、さすがにあり得ないだろうと思ってしまいました。長い間放置されれば細部の部品が劣化していくはずだし、何より電気もないのにどうやって動いとんねん!それから80万年後といえば、たぶんもう人類は完全にいなくなっているか大きく形態を変えていて、今の人類とまったく同じ姿形というのはあり得ないのでは?とも思いました。僕の想像だと、どちらかというと遠い未来の世界は「A.I.」の最後の世界の様な、まったく新しい生き物が支配していると思います。まあ80万年もの未来の姿は想像もできないので、どれも一つの仮説でしかないんですけどね。

 主人公の役者は、タイムスリップをする前はだらしなくて、口もいつもポカーンと開けていてまぬけな感じだったのですが。タイムスリップをしてからは口も閉じ、急にりりしくなったように思いました。役者さんも意識して演じ分けたのでしょうかねえ。僕は原作の方は読んでいないのですが、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」を初めとする多くのタイムトラベル物とは違い、いくら細部を変えても、死という運命は変えられないというのが独特の哲学を感じました。あなたも80万年後の世界に行ってみませんか?


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