暮れのこの時期に、愛知県犬山市の実家に居る時は必ず、 多治見(岐阜県)の友人が、自宅の“餅つき”に誘ってくれる。 ペッタンペッタン! 手返しのウマい人はリズムがいい! 付く人も、手返し次第で疲れ具合が変わるんだそうな。 その家の親戚も集まる恒例行事なのに 我々仲間達は美味しい日本酒なんぞ飲みながら、 うひぃぃ〜ってな調子でゴキゲンさん! つきたてのお餅を、遠慮なく食べて、 お土産まで頂いて、帰るのであった。
夫の実家の帯広でも、いつもなら親戚が何件か集まって 餅つきをする。 春先に摘んで保存しておいたヨモギを混ぜて、 普通の熨(の)しもち以外にも、ヨモギのアンコ餅まであったりする。 ホントに、美味しいんだなー! ところが今年はナント、いつも集まるお宅で、 お孫さんが産まれる予定だとかで、餅つきが無くなった…。 それで“餅つき器”を買う話が進んでるらしい。 でもな、ペッタンペッタン! あれがいいのにな。 餅つき器なら、そんなに有り難い気がしない。 これで、帯広の餅つきが無くなり、 今年の暮れは札幌の予定なので多治見にも行けない。 と言うことは、餅つきの無い年末なんだ…。 淋しいな…。 奈央の保育園でも今日、お餅つきがあったようだ。 『きりん組だけ付かせてもらった』と言っていた。 大好きな、きな粉を付けて食べたんだって。 私も子供の頃、きな粉餅がだ〜い好きだった。 今はスタンダードに、お醤油をチョット付けて食べるのがいい。 お餅、かぁ…。 残念がる私を見て、 『ホームセンターで杵と臼を買ってウチでつこうか?』 と夫が言ってくれたけれど、置く場所が無いよーん! か〜な〜し〜い〜ぃ! こうして段々、日本の行事が縮小されて消えていってしまうのね。 さ〜み〜し〜い〜ぃ!
|