bickle house diary...mameo

 

 

アラファトさん - 2004年11月11日(木)

平和の象徴みたいにいわれてるけど、
なんか違う気がしています。
あの人だって人を殺しているのに。

わたしは幸運なことに人を殺す状況に陥ったことはありませんが、
イラク戦争とか、テロとか、そういうのみてると、
ことが起こっちゃってる時点で、
みんな悪いのかもしれない、あるいは、
みんな正しいと思っていることをしているだけなのかもしれない。

わからない。
卒論で世界平和に話が及んだとき、
教授に言われた。
「争いはなくならない 人間に欲望がある限り」

それは教授のはっきりとした結論だった。
わたしはやっぱり、何も言い返すことができずに、
「平和を望むことは正しい」
と心でさけんだ。

以前『city of god』という映画について、
レビューを書いたことがあるが、
人間は弱い。
他人の苦しむ姿に快感を得るケースもある。
自分が「強い」ということを知りたいからだ。

アラファトさんは死んだけど、
何も変わらない世の中がある。
ただ、一人の人間の死。




...




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