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異色家族の毎日日記
Tiffany

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2005年02月04日(金)
・・・鬼は〜外〜・・・

 節分。

何十年ぶりに、私は豆をまいただろう。

子供が生まれて、そんな日本の伝統を、子供たちに教えてあげるべきだろうけど、子供が物心つく頃に、次の子供が出来て、まだ、何でも口に入れたがる頃だし、豆なんか、危ない危ない.と、いうことで。

今年、一番下の坊主も、3歳になって、豆も鼻の穴なんかに入れなくなったので、今年こそは・・と、決行した。

2番目のCチャンは、幼稚園に行きだして、3年になるけども、
毎年、必ず悪夢にうなされる。
節分の時期に限らず、真夏でも、ふと、豆まきのことが頭をよぎると、その夜は必ずと言っていいほど、ウンウンうなって、夜泣きをする。
なぜって、鬼が出てくるから。そして、豆まきの日までカウントダウンを始める。

『どうして、怖いのよー。バスのおいちゃん先生が、鬼のお面をかぶってるんだから。怖くないでしょー?』

『わかってっけドー!怖いんだもーん!』

毎年、繰り返される会話。

んで、さすがに、年長さんになって、成長してたのね。
今年は泣かなかったそうだ。少し、引いてたけれど、豆も、一生懸命投げてたそうで、よかったよかった。

その日の夜。

鬼のお面を用意して、母屋の母に、それをつけて突然に現れてほしい、と、お願いしていた。

夕食がすんで、7時頃・・・

『トントン・・トントン・・・・・・・ドンドン!ドンドン!』

『あれ?誰だろねえ・・・どうぞー。』

『ウワオ〜〜!!鬼だぞ〜!!』

『ギャ・・ギャ〜〜〜〜!!!!』

なんと!思いもしなかった事態になってた。

Cチャンは必死に大豆を投げなじめたんだけど、坊主が、硬直しちゃって、けいれんを起こさんばかりになってる。
泣き叫びながら、豆の入ったお椀ごと、母鬼に投げつけた。

『ギャ〜!!』

と、叫びながら、鬼は逃げて行った・・・・・。

あ〜、面白かった。しばらくして、母が入ってきた。

まあ、でっかい肉厚のお尻に、お椀はあたったので、痛くも何ともなかったらしく、笑い転げてた。

日本の伝統も捨てたもんじゃあないなあ。
子供をもって、それこそ9年ぶりに豆まきなんかしたけれど、
こんなに楽しいんなら、もっと前からすれば良かったなあ。

残念なことに、夫はそんな伝統にこれっぽっちも興味を示さず、仕事をしてるのであった。



  ところで、うちの坊主、しばらく放心状態で、恐怖に浸っていたけれど・・・。よく見ると、叫びすぎて、顔面中うっ血してたぞ・・かわいそうに。